高校野球に携わる仕事をしている中で

なんともいえない暴行騒動。

明徳が甲子園出場を辞退しているだけに

高野連としても重く受け止めざるを得ない状況といえます。


誰が1番悪いかと言えば殴った部長であって。

子供が3,40発殴られて「苫小牧の町を歩けなくしてやる」と

恫喝されれば親が怒るのも無理の無い話しである。

むしろいまさらいけしゃあしゃあと発表して

傷害事件になりかねない案件を内々で収めようとしていた

学校側が100%責任を負うべきである。


昨今、暗いイメージが付きまとう高校野球。

部内ではいじめやしごきが横行している旧態依然は相変わらずであり、

有名私学ともなると各地からそれなりの選手が集まってくるので

さらにその内容も多々変化していく。


今回の駒大苫小牧にしても、北海道出身者が大半をしめているが

常識的に考えて140kオーバーの投手が毎年のように

北海道から3,4人も出ていることに疑問を感じる。

純粋に道産子魂で勝ってきたかどうかというのは

想定の範疇ながらかなり玉虫色のものである。


その話は次回においておいて

個人的にかんじるのは、違う地域から来た人間が

多感な高校生の時期に集まってきてよくチームが

なりたっているな・・・ということである。

日本各地で地域性・県民性さまざまである。

その地域の常識が通用するところもあれば通用しないところもある。

心身ともに成熟していない高校生の時期に

そういった面で折り合いをつけるのは非常に難しいのではないか?


健全な野球とは名ばかりの混成チーム。

旧態依然な上下関係が結果として負のスパイラルを生み

部員たちを変な勘違いへ導いてしまう。


こんな高校野球はやる意味があるのでしょうか?