5月も半ばを過ぎると、全国各地からアユ解禁のニュースが流れてきます。

関東、東海地方も6月1日が解禁のところが多いようです。

 

ニュースの映像で流れるのはほぼ友釣り。

私のような毛バリ釣りの人間は画面の片隅にちょっと写っている程度です。

 

 

 

 

ということで、6月1日土曜日、神奈川県は相模川の解禁に出かけてきました。

去年はあまり好調ではなかったものの平均した釣果の見られた、

上流部、諏訪ノ森近くに出かけました。

リニア新駅の工事をしている橋本駅から、

小型のコミュニティーバスで釣り場まで。

 

期待をしつつ川を眺めます。

風もなく静かな水面にはアユのハネが見えません。

アユがいて活性が高ければ川のあちこちにアユのハネている姿や

ハネた後の同心円の波が見えるのですが、それがない。

 

不安を抱えつつも遊漁証を購入し釣り場に向かいます。

何人か毛バリで釣っている人がいましたので、

挨拶して上手に入りました。

 

ウエーダーに履き替え、9メーターの竿に毛バリの青ライオンをセット。

ゆっくり竿を上下させながら上流から下流へ扇形に竿を動かします。

 

 

 

一流し二流し数回繰り返しますが、全く何の反応もありません。

毛バリの青ライオンは万年ハリと言われる位、

どんな状況でも何らかの反応はあるハリ(のはず)なのですが、

15分以上全く何の当たりもありません。

 

これではイカンと、いろいろなハリをあれこれ取替えてみますが、

みなスルーされます。

さすがにこういう状況が30分も続くと見切りをつけ、場所を変えます。

 

車はないので、歩ける範囲で上流の流れの強いところとか、

もう少し浅いところなど歩きまわって竿を出して見ます。

それでも当たりなし。

 

たまたま車で来ていた。知人に会い、少し離れた小倉橋上流へ移動。

ここでも何名かの方が竿を出していましたが、皆さん渋い様子。

 

諏訪ノ森よりもハネはあるものの、一、二回アタリがあったきり、

ここでも少し場所を移動したり針を変えたりあれこれやってみましたが、

結局、解禁日まさかの「ボウズ」、ショックです。



 

翌週は6月8日9日は静岡県は興津川へ毛バリ仲間4人と1泊2日釣行。

ここは5月の末と解禁の早い川ですが、

解禁時、型の良いものが20匹以上と仲間の報告もあり期待をしていました。

ただ川に 着いて橋の上から覗いてみても、

石についている苔を身体をくねらせて食む、

あのキラキラした姿が見えません。

 

嫌な予感のまま解禁で釣果のあった上流の西里まで行ってみます。

小さなキャンプ場がある所でした。

 

毛バリ釣り向きの少し深い渕があり、きれいな川です。

なので、家族連れや若者のグループがバシャバシャ水遊びをやって、

とても釣りの雰囲気ではありません。

 

キャンプの人も多少遠慮してくれているようですが、

やはりアユが少ない上に、怯えてどこかへ行ってしまっているようで、

全くダメこの日も撃沈です。

 

 

 

 

翌日は少し下流の中河内川の出会いに入りましたが、

やはりハネがほとんど見えず、

3日連続坊主かと思ったところでやっと1つ来ました。

 

慎重に取り込んで何とか確保できました。

これ以上もう釣れる気がしなかったので、写真を撮って即リリース。

予想通りその後は続かず、結局この1匹のみ。

 

6月1日相模川解禁ゼロ、 6月8日興津川ゼロ、6月9日1匹。

近年にない本当に渋~いアユシーズンのスタートです。