小林製薬の紅麹サプリメントに由来する健康被害が取りざたされています。

これまで腎疾患などで入院が確認された方は、80人以上、

複数の死亡も確認されているとのこと。

 

ハッキリした原因は不明なものの、

紅麹そのものには問題がなく、

特定の製品ロットに問題があるように報道されています。

 

小林製薬の紅麹は、2種の供給先があって、

一つが食品着色用、もう一つがサプリメント用で、

着色用のものは問題なく、

今回問題になっているのはサプリ用とのことです。

 

それもこのサプリ用のものも全部ではなく、

「ある時期」に作った「あるロット」の一部の製品に、

「未知の成分」が入っていたということのようです。


 

昔、カネミ油症事件と言う米油による食中毒事件がありました。

これは米の油が作られる過程で、

有毒物質のPCBが混入した事件と記憶してます。

米油自体には何の問題もないのに、

製造過程で使う物質が混入してしまう

ということを認識した事件でした。


 

この記憶が強かったせいか、

自分で食材なり食品を買うようになった時から、

同じ調味料や同じブランドの食品を食べ続けるのは

リスクがあるような気がして、

同じメーカーのものを続けて買うことは避けています。

 

例えば食用油では、サラダ油、ごま油、オリーブオイルなどを使いますが、

あまり大きな容器は買わず、なくなったら違うメーカーの、

違うブランドのものをあれこれ使うというやり方をしています。

 

これを味噌や醤油でもやっていますが、

店によって扱っているブランドが少ないこともあり、

外出先で全く知らないブランドのものを買うこともあります。


 

とは言え、食べるものですから、当然お気に入りのものがあり、

特に嗜好品などはどうしても固定されがちです。

例えばインスタントコーヒー。

 

私はレギュラーコーヒーと言うのは面倒なのと、

豆をひいた香りと、淹れた時の香りのギャップが好きではないので、

インスタントコーヒー党でほぼ毎日飲んでいます。

 

買っているものはN社のGBになっています。

たまに別会社のものを買う事はありますが、

どうしてもまた同じものに戻ってきてしまいます。

 

今回の紅麹サプリメントも同じことが言えると思います。

サプリメントですから、

何らかの健康的なことが理由で飲み始めるはず。

今回のものはコレステロールを下げる効果が期待されていました。

 

当然、一袋飲んで終わりはなく、継続的に飲むことになりますので、

何かあったときに被害を被りやすくなると思います。

 

もし何か体調に異常を感じてもまずサプリを疑うことはありません。

昨日食べたものか、何か特別なことをした疲れか、

まず普段と違うことから原因を探そうと考え、

継続的に飲んでいるものにはなかなか思い至らないのでは。


 

私の「あれこれ変更法」が本当にリスクを下げるのか、

逆に選択の幅を広げたために、

当たらなくてもよい危険に当たってしまうのでは

という考えもよぎり、よくわかりません。


 

今回の紅麹に関してはまだ

「未知の成分」特定されていないようですが

早く明らかにされることを祈ります。