ある週刊誌のコラムに作家の

五木寛之さんが自身の冷房対策を書いていました。

 

バックの底に、インドで買い求めたパシュミナのスカーフを持ち歩き、

冷房がきつく感じるようになったら、これを首に巻く。

極端に薄いが暖かく、冷房のきいたお店でも長居ができる。

 

とのこと。

 

不勉強の私はサラッと書いてある、「パシュミナ」と言う言葉がよくわからず、

地名なのかブランド名なのか、はたまた繊維の名前なのか、

見当もつきませんでした。

 

調べたところではインド北部カシミール地方高地に住む

特別なヤギの毛で作った織物のことのようで、

非常に希少で、軽く暖かいものらしい。


 

この毛を採るには、羊のようにバリカンで丸ごと刈る

と言うことができない。

ブラシのようなもので少しづつスキ取ると言う

非常に手間のかかる取り方をする。

当然それから作られる製品は高価なものになっている。

ということらしい。


 

私は寒いところが苦手です。

私にとっては、これから夏に向かう季節は最高のはずなのですが、

外の気温が高いほど、冷房がきつい季節でもあります。

 

冬であれば外出するとき、十分な寒さ対策をすれば、

暖房の効いた屋内に入る時はただ上着を脱ぐ。

それだけで済みます。

しかし夏の場合は、冷房の効いた室内で過ごす時間を考え、

身に付けるものを選ばねばなりません。

 

混んだ電車に乗る、デパ地下でさっと土産を買うなどであれば

半そでシャツで過ごせます。

ところが、すいた電車に長時間座る、人の話をじっと座って聞くなどの

用事で出かける時は、基本的には薄いジャケット着用です。

 

どうしても暑い時はジャケットを丸めてバックの中入れておき、

冷房が寒く感じる時は引っ張り出して、はおります。


 

私も五木さんと同じようにインドで買い求めたものを持って、

出かける時もあります。

私の場合は高価なパシュミナのスカーフではなく、

道端で足踏みミシンで縫っているようなインドの庶民の服

綿のクルタです。

多分1000円はしなかったように記憶しています。

 

ジャケットの代わりに持ち歩いて、

冷房対策に使っています。

 

五木さんの持ち歩いているスカーフは冬用とのことでしたが、

冷房対策としてスカーフもありかと気が付きました。

さすがに同じようなパシュミナのスカーフというのはサイフが許しませんが

化学繊維のものであれば、扱いに気を遣わずとも良さそうなので、

バックの底に入れて持ち歩くのもやってみる価値はありそうです。

 

今年の夏は酷暑かつ節電の夏になりそうなので、

冷房の温度も1度位は高くなるのではないか、

過剰な冷房のかけすぎは少なくなるのでは、と期待をしてるところです。