最近は8月の25日ぐらいから新学期が始まる学校もあるようですが、

8月31日と言えば夏休み最後の日。

苦い思い出をお持ちの方もかなり多いのではないかと思います。

 

期限ギリギリにならないと仕事に取り掛からないのは、

子供のころから未だに治らない私の悪い癖です。

 

小、中学校の夏休み。初め頃はまだひと月以上もあるのだからと

油断して遊び呆けていました。

 

これが8月の20日を過ぎる頃になると、

さすがにまずいかもと心配し始め、

まだ片付けてない自由研究やら読書感想文などに

焦って取りたかったことを思い出します。

 

小学校の低学年では絵日記などと言うものがあり、

どこかへ出かけたような時はすらすらかけますが

何もないような日が続くとあっという間に

1週間位の空白のページができてしまいます。

 

自由研究などはほとんど親の仕事だったような気がします。

テーマを考えてもらい、あれこれ調べてもらって、

発表用に模造紙に図を書いたり、

何かの切り抜きを貼り付けたり指図通りに動いていました。


 

私にとっての、夏休みの宿題の三大難関は、

絵日記、自由研究そして読書感想文でした。

この読書感想文はずっと苦手意識がありました。

ありがちな話ですが、小説などではほぼあらすじを書いて、

最後に一言二言感想を書いておくというような状態でした。

 

中学生の時に成績の良い奴に聞くと、

最初の三分の一は解説などから簡単なあらすじを写し、

残りの解説の中から、先生の喜びそうなことを、

適当に拾って書くんだと言うことを聞きました。

 

なるほど頭のいい奴はこういう風に考えるのか、

「先生が喜びそうな」などという発想は持ったことがなく、

要領のいい奴にはかなわないという感想と、

世渡り術をひとつ覚えたような気になったものでした。

 

そうこうしているうちに31日になると、

ワークブックを早めに済ませている友達の所へ借りに行き、

半日で丸写ししたようなことを毎年やっていたような気がします。

 

感想文の他に自由な作文と言うのもあったような気がしますが、

これも大体31日の夜に、その日一日のドタバタをテーマに書いて、

翌日に提出したことが数度。

ほぼ毎年同じようなことをしていたものだと

改めて思い出します。

 

多分今頃、休み中にどうしてもう少しやらなかったのだろうと、

半べそかきながらワークのページを埋めている小学生もいるかと思います。

 

納期を守って受けた仕事を仕上げることは大人になっても大事なこと。

蔭ながら応援しましょう。