とあることで、体温を2週間ほど続けて記録しなければならないことになりました。

 

流行り病の感染ではありません。

 

体温を測るのですから当然体温計を使います。

何の難しい事もありません。

 

ところで私の持っている体温計は電子式の接触型のもので、

脇の下に挟んで3分以上待たねばならぬタイプのものでした。

 

これまで使った経験は、熱のありそうなときに一度か二度

あるかないかで、特別不便は感じませんでした。

 

ところが毎日体温を測って記録するということになると、

この3分という時間は意外と長い。

そこで30秒程度で測れるタイプの体温計を買ってきました。

 

調べてみると我が家にあるものは「実測式」と呼ばれているらしく

体温を正確に測るには10分程度が必要だそうです。

メーカーのホームページには検温開始から10分ぐらいまで

体温計の数値が上がり続けるグラフが出ています。

 

測り続けてもうこれ以上温度が上がらないと言う体温を平衡温と呼ぶそうです。

 

実測式と言うのはこの平衡温に限りなく近づいたところで電子音を鳴らし、

ほぼ平衡温をするタイプの体温計と言うらしい。

実際には3分から4分でピピッと音が出ます。

 

これに対して30秒以下で開かれるタイプのものは「予測式」と言って、

体温の上がり具合から最終的な平衡温を予測するタイプのもの。

 

メーカーの膨大なデータから15秒とか30秒とかの短い時間の間の体温の上がり方から、

平衡温を予測するのだどうです。

 

早いものは15秒程度のものがありました。

30秒程度であればいくらか正確ではないかと考え、

30秒タイプの予測式を購入しました。

 

購入したお店の話では実測式と、予測式では若干誤差があるものの

0.1度が0.2度程度ではないかとお話し。

ほとんど問題がないと思いましたが念のため測り比べてみました。

 

ところがなんと予測式の方が0.7度ほど高く出ます。

これではさすがに使い物になりません。

と言うよりどちらが正しいのかと言う話になります。

 

同じように感じている方はいないかネットで検索してみると、

いくつか体温計が信用できないような話が出ています。

 

まさに私が使っている体温計の品番の話でした。

この時点では体温計のメーカーの品質に少し疑いを持ち始めたました。

そこで今度はメーカーのホームページで少し調べてみると、

どちらかといえば私の体温測り方に問題があるようでした。

 

脇の下の温度といっても脇の中心と外側では温度が違うようなのです。

これまで、脇の中心に体温計の先端を持って行くと、

何かしっかり挟めないような気がして、

少し手前の部分で挟んだ後少しヒネリ気味にして体温計を

ホールドしていました。

 

予測式のほうはすぐ電子音が鳴るので、中心のあたりに先端をあてて、

測っていました。

35.7  35,9 度などと言う数字が出ます。

いくらなんでも少し低すぎるのではないかと思いました

 

それでメーカーのホームページの通りに、

脇の下の中心部に当て体に対して30度の角度で実測式体温計を挟み、

手のひらを少し前に向けるようにして静かに待つ事にしました。

 

結果は36.4度。私のイメージしている平熱です。

念のため予測式でも測ってみると36.7度。

依然として少し差がありますが、

0.3度ではなんとなく誤差の範囲のような気がしてきます。

 

幼稚園のお子さんの体温が自宅で測った時は平熱なのに、

幼稚園に行ってからの検温で家に返された。

と言うような話を聞いたことがあります。

 

単に温度計の問題ではなく測り方の差もあるのではないか、

体温計への信頼を取り戻した私は、

失敗を棚に上げ、正しい測り方をお伝えしたくなっています。