どうも不勉強に生きているせいか、

とんでもない勘違いをしていることが時々あります。

 

若いころは八甲田山(青森県)を名前が似ているというだけで、

神戸の六甲山のそばにあると勘違いしていました。

 

そんな調子ですから言葉の使い方、用法の勘違いは結構あります。

最近気づいたのは、「十指に余る」です。

これは読み方も意味もダブルで間違えていました。

 

まず読み方は「ジュウシにあまる」と思い込んでいて、

キーボードを叩いて「ジュウシ」と入力しても

「重視」だの「銃士」が現れて肝心の「十指」が出て来ません。

 

やむを得ず「十」と「指」を入力して「十指の意味」と検索窓に。

すると「じっし」と言う読みが現れて、

初めてこれを「じっし」と発音することに気が付きました。

 

同時に意味も「十指に余る」というのは、

数量が10に満たず、十本の指で数えて余りがあるように思っていました。

が正しくは10本の指で数えても足りない数量であると知りました。

 


 

同じく、十進法、十戒、十把一絡げ 十傑、十返舎一九なども

全て「ジュウ」ではなく「ジッ」と読むと辞書にありました 。

 

えーそうなのと思い、キーボードを叩いて「じゅっしんほう」と入力しても

「十進法」が候補に現れます。

これは正しいとか正しくないではなく、

多分、私がこの言葉を入れたものをパソコンが覚えていて、

提示してくれた結果なのかもしれません。

であればますます誤りに気づかなくなります。



 

この場合は、読みも意味もダブルで間違えていましたので、

入力をするときに気づいて、読みと意味の両方を修正できました。

でも、読みに誤りがなかった場合は文字として入力できますが、

使い方が誤っていると言う可能性もあります。

 

少し怪しいと思えば、辞書を引き確認をしますが、

全く正しいと信じていると、確認を怠り、

きっとどこかで恥をさらしているに違いありません。


 

ここまでは全く勘違いの例ですが、

会話の中でわかりやすいようにわざと言い換えてしゃべっているうちに、

どちらが正しい言い方がわからなくなることがあります。

「代替案」は「だいたいあん」と読むのが正しいのですが、

会話の中で「替わりの」と言う意味を強調するため、

に「だいがえあん」と発音する事があります。

これを度々使っていると、どちらが正しい発音なのかあやふやになります。

 

 


 

 

またこれも間違いではないと思いますが、

T字の形をした道路があります。

日本語の「丁」なのか、アルファベットの「T」なのか

よくわからないところです。

 

私はこれを「T字路」だと思っていました。

道路の形や運転でヘアピンカーブとかUターンとかありますので、

当然アルファベットの「T」の形の「T字路」と思っていました。

 

これは丁字路(ていじろ)の方が正しいようです。

ただ発音するときにD(ディー)や T(ティー)の音は聞き取りづらく、

わざと、デーとかテーと発音して聞き取りやすいように話すことがあります。

結果「T字路」を(てーじろ)と発音し、

正しい読みに近くなるということになります。

 

とにかく少し怪しい言葉は「うろ覚え」(ウル覚えではありません)

のものはマメに辞書を引いて確認しながら使った方が良いようです。