コロナのワクチン接種が全国のあちらこちらで進んでいるようですが、

予約に関するシステムのエラーや電話の不通など、

毎日のように報道されています。

 

先日、かかりつけのクリニックで順番待ちをしている時、

20分ほどの間に、立て続けに3人がワクチン接種を受けたいが電話が繋がらない、

こちらで接種できるか、全く同じ質問を窓口でしていました。

いずれも大体70代後半から80代位の方です。

 

インターネットなどを使った事はないし、

電話もずっと話し中、近くの医院で受けられることを知り、

ワラをもつかむ思いでこちらに来たと言う話です。

 

窓口の女性に、ワクチンがいつどのくらいの量が来るかはっきり分からないので、

何日にできますと言うことができない、できるようになったら連絡する。

それでもよろしいかと尋ねられていました。

とにかくワクチンとつながりが取れて、

三人とも、安心して帰ってゆきました。

 


 

同じようなことですが、ネットでも電話でも予約が取れないお年寄りが、

接種会場に来て、予約ができないか問い合わせているニュースを見ました。

この気持ちよくわかります。

 

インターネットが使えないのでは電話に頼るしかありません。

その電話がずっと話し中では、

とにかく人間のいるところに出かけていって、

説明を聞くなり、お願いするなりしたくなります。


 

私も先日、ネットショッピングをして注文を確定しようとしたとき、

注文確認画面にたどり着けないということがありました。

 

3回も4回も半角文字にしたり、最初からやり直したり、

入力を繰り返しても最終の確認画面が表示されないのです。

 

サポートの電話番号が書いてありましたので

問い合わせをしてみると、すんなり係りの方につながりました。

事情を話し、確認してもらうと、同じ注文が4回入っていたそうです。

注文確認の表示に何かバグがあり、

一瞬だけ確認画面が出て次の画面に移ってしまう。

そういうことがたまにあるそうです。

 

この電話をかけるまで1時間以上あれこれ考えて入力しました。

サポート電話がすぐつながったから解決できたものの、

大抵のサポートセンターは電話がつながりにくく、

 待たされた挙句、メールで問い合わせ、などと言うこともあります。


 

このように電話で声が聴ける、または顔合わせて問い合わせができる

というのは非常に安心感が生まれます。

 

 


 

話は少し変わりますが、ストリートアカデミーと言う

ピンポイントのカルチャースクールがあります。

ここの講座は1時間半とか2時間の少人数での対面授業がメインでしたが、

コロナ以降はほぼほとんどの授業がZoomの利用となりました。

 

当然講師の顔は見え、参加者も特に問題なければ、

お互いの顔を見ての授業です。

何回か利用しましたが、何か靴の上からかゆいところを書くような

何かが伝わらない感じがします。

 

意思を伝えたり確認したりするには、

直接生身の人間と話すことがやはり一番です。

次に電話でしょう。

ネットの会議でも大きな画面や、照明やマイク、スピーカーなどの

通信環境が整っていれば、隔靴掻痒の感じは少なくなります。

そして最悪なのは、システムに問題のある、

ネット申し込みという順番です。

文字通り機械的に反応し続けるからです。