参拝は確か3度目なのですが、印象が全く違いました。

今回も含め、いずれも団体旅行で訪れていますので、

過去2回は、諏訪湖の周囲にある四つのお宮から構成される諏訪大社の一つに

お参りしただけかもしれません。

 


 


                                            諏訪大社北参道大鳥居

御柱がイメージと違い貧弱な感じがしたのだけが記憶の隅にあります。

今回は上社本宮にお参りし、ガイド付きで説明を受けながらの参拝でしたので、

より印象が深かったのかもしれません。

 

境内には駐車場の都合で北参道から入り、

矢印の順路に従って本来の入り口の表参道に回りました。

当日の参拝ルート   


 

途中、大太鼓が鎮座している神楽殿、

どんな晴天の日にも屋根から雫が落ちるといわれる天流水舎、

年に一度奉納相撲が行われる土俵、

樹齢1000年になるという大欅などを見ました。

 

 

樹齢1000年 贄掛けの大欅

 

この欅は贄(にえ:神に供えるささげ物や狩りの獲物)をかけて、

祈願をしたとの説明看板にありました。

狩りの獲物ということは、少なくとも植物ではなく、

鳥やシカ、イノシシということかなどと想像し、

今まで描いていた神棚への供え物とだいぶ違うものだという印象を受けました。

 

改めて、表参道の鳥居をくぐり

布橋と呼ばれる屋根付きの渡り廊下を進みます。

途中、ご神体である守屋山(もりやさん)、硯石、神楽殿を結ぶAラインと

布橋の交点に四脚門があり、

ここで守屋山に向かって、二礼四拍手一礼で参拝をしました。

 

屋根付き渡り廊下 布橋
 

布橋は一之御柱の手前まで、

その先は道がクランクになって塀重門につながっています。

ここから先ほどのAラインと直交する神居、拝殿、拝所を結ぶBラインに出て、

その拝所でまた参拝しました。

 

ガイドさん曰く、お賽銭のお金を選んで小銭入れをごそごそしない、

自分の住所名前を念じ、拝殿をしっかり見つめて無事に来られたお礼と、

お願い事をなさいとのこと。

 

確か小銭入れの中には500円なし、

100円玉3、4枚、50円玉が1枚、10円玉は10枚以上、

1円玉少々だったな、などと思い浮かべておりました。

 

計算の結果、これならば小銭入れをカラにしてしまえ、と思い、

片手に中身を全部空け、お賽銭箱に入れました。

鉄製の箱は、思いのほか大きな音がして、

神様の注意を引いたかもしれません。

 

伊勢神宮などはあくまで清浄、静謐なものが極まった形を感じます。

一方、この諏訪大社では、負傷者が出ることもある御柱祭の木落や、

シカの頭を祭る御頭祭、贄の大欅などどこか荒々しさというか、

肉食系の感性のようなものが隠されているような雰囲気があります。

 一之御柱

おまけに御頭祭で奉納される鹿の数と

イスラエルの古代の過ぎ越しの祭りで使われる羊の数が75頭で一致する。

聖書で、アブラハムが子供を神にささげるために登ったのが、

モリヤ山で、諏訪神社のご神体が守屋山、などなどを聞くと、

ユダヤ教と何か関係あるのではと、つい思ってしまいます。

 

こんなところから日本人とユダヤ人は同じ祖先だとする、

日ユ同祖論などがもっともらしく思えてくるのは私だけでしょうか。