初めての大阪出張の途中、ホテルのトイレでビックリ。暑さと慣れない仕事のストレスか、便器の中が真っ赤。あわてて、持ってきていたノートパソコンを開いてあれこれ調べます。尿ではないことは確かなので、消化器官のどこからか出血しているはずです。

 

 同じ血の色でも、上のほうの胃や十二指腸と、下のほうの大腸や直腸、肛門からの出血などとでは色合いが違うらしい。

 

 正確にいうと用を足した後、振り返らずに水を流し、最後の方の色が目に飛び込んできたので、色合いがよくわかりません。それでも尋常でない変化が体に起こっているかもしれないとおもうと、なれないベットのうえでさらに寝付けなくなりました。

 

 翌朝の排便後はよく観察し、少なくとも鮮血というような色ではないことを見て取りました。日曜日でしたがこちらの責任者に事情を話し、月曜日午後に東京に戻ることを了承してもらいました。

 

 月曜日の夕方自宅に戻り、火曜日朝一番で近所の消化器官専門のクリニックに。ただこちらは検査予定が立て込んでおり検査実施は三週間後とのこと。

 

 それでも藁をつかむ思いで予約を入れて帰りましたが、よく考えればそれまで心配で、悶々とするのも嫌だし、それよりも悪化したらどうするんだ。

 

 そこで考えなおして、かかりつけの内科のクリニックに行って同じ様に相談したところ、直腸を触診、観察してもらい、少なくとも痔ではなく、腸の上部か胃からの出血だろうとのこと。早めの対応が必要だろういうことで、同じ区内の大きな病院に紹介状を書いてもらい、その日の午後の予約をとってもらいました。

 

 そこでも同じような触診と観察、血液検査で赤血球の数値が低く貧血状態とのこと。これまた同じような結論で翌日から入院、胃カメラ、その翌日に大腸の掃除と内視鏡検査ということになりました。

 

 胃カメラは以前といってもほぼ二十年近く前、喉からカメラを入れてほぼ拷問状態だった記憶がありました。

 周囲のものに聞くと今時カメラは鼻からで、楽ちん楽ちんと言われ、怖がっている私は笑われました。

 

 それでいま胃カメラ検査が終わったところです。こちらの病院は検査の結果何かあれば直ぐに対応する必要があるため、観察以外の機能を持った、太めの物を喉から挿入でした。

 

 以前よりもいくらか楽だったような気もしましたが、辛いものだったのはまちがいありません。

 

 どうやら胃潰瘍部分からの出血のようです。そのほかにも治った痕が複数あるとのこと。

結論はまだ先、あすは大腸の内視鏡検査。その前に二リットルくらいの下剤を飲んで腸の掃除だと説明されました。ふーっ。