10月1日に、私の師匠 三遊亭小金馬が、永眠いたしました。
享年69歳 
死因は口腔癌でした。
朝、おかみさんが、病床へ様子を見に行ったら、お亡くなりになっていたそうです。
長い間、看病をしてきて、最後を看取ってあげることができず。
おかみさん、とてもおつらいご様子でした。

戒名は、臨済宗の和尚さんが、円朝師匠の御戒名にならい 【 妙舌 】という字を入れてくださいました。

10月4日  通夜
私にお焼香の順番が回ってきた途端、参列してくださったお方の、携帯電話がけたたましく鳴り響き続け、お坊さんが、一旦読経を止めてしまったり。

10月5日  告別式
朝、斎場へ行こうと、京成高砂駅へ行ったら 【 謎の大停電 】で、京成電鉄全線、電車が止まってしまっていて。
かみさんの親父さんに車を出していただき、なんとか参列が叶いました。

師匠が、ごねていらっしゃるのだろうなぁ。
師匠も、ご家族のみなさまも、私も。
こんな突然に、天国へお呼び出しがかかるとは、思ってもいなかったですものね。
天気予報は、曇りでしたが、一日中しとしとと、雨が降り続けました。

師匠の高座姿

前座

二ッ目

真打

ご病気になられてからも、ずいぶんとご一緒に、酒を飲ませていただきました。
優しくなっちゃって、、、。
「もう帰っちゃうのか、ナイター中継が、終わるまではいろよ」
「高砂に引っ越しても、誘うからな」
酒は、たくさんたくさん飲んだけど。
もっともっとご一緒に、寄席へ出たかったですね。
思い出すのは、師匠が元気で。
それはそれは、とてもとても。
怖かった師匠の、姿と声ばかりです。

今日からの末廣亭の五日間の高座へは、師匠の出囃子(都囃子)で上がらせていただきます。
元気だった、怖い師匠が一緒に上がって、そばで聞いていると思って、一生懸命に勤めさせていただきます。
師匠の教えと。
稽古をつけていただきました、噺を忘れずに。
師匠、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
合掌。









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