飛鳥田神社(あすかだじんじゃ) 延喜式内社??
京都市伏見区横大路柿ノ本町11
ご祭神 別雷神 市杵嶋姫命
飛鳥田神社は別雷・市杵島姫命を祭神とし、創建については確かなことはわからないものの、
「日本紀略」には飛鳥田神社についての記載がみられる。
ただし、式内社飛鳥田神社が当社であるかどうかについては明確ではないが、「延喜式神名帳」
に「一名柿本社」とあることから、柿ノ本町に建つ当社が式内社である可能性は十分に考えら
れる。
中世以降の状況については、享保19年(1734)の「山城志」に記された上梁文からうかがう
ことができ、これによると応永25年(1418)に社殿が造営され、その後文明9年(1477)・天正
4年(1576)・慶長19年(1614)に修理、また文禄5年(1596)に屋根葺き替えが行われていた
ようである。
さらに17世紀半ば頃には境内の整備が進められたものと推定され、境内正面の鳥居に「慶安
五壬申年/島写弁才天御宝前」、また手水鉢には「島写弁才天/御宝前/明暦三年/五月日」
の刻銘が見られる。
覆屋のなかに建つ本殿は大型の一間社流造りの建物で建築年代に関する史料を欠くものの、
全体に木割が太くて装飾が少ない点、また蛙股や実肘木・虹梁の形状などから、境内の整備が
行われた17世紀半ば頃までに造営されたのものと考えられる。
一部改変を受けているものの当所の姿を著しく損なうものではなく、また柱頭に舟肘木を落と
しこんで柱が直接桁を支持するという特異な手法が採用されている点に特色がみられる。
平成7年3月30日指定 京都市 社頭掲示板
この神社の本殿に向かっているところ、カラスに頭を蹴られた。しかも2羽に。
初めての経験。非常にびっくり、怖かった。
この時期のカラスに襲われることはよくあるらしい。