(出典= 小学館eコミックストア)
たぶん
「ギャラリーフェイク」ネタは2回めだと思います。
細野不二彦の青年誌作品で
1992年より『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載されていました。
主人公・藤田の経営するギャラリーに助手として働いている
Q国の王女・サラは
同じイスラム教の国でQ国の隣国・P国から日本に来ていた
青年・アリくんと知り合い
在日ムスリム(イスラム教徒)がお祈りに通うモスクに誘われます。
サラは
モスクの神聖な雰囲気は好きだけど
イスラム教が禁止する「偶像」=アートを扱う仕事をしているので
自分はムスリム失格だと
アリくんに告白します。
純粋な青年・アリくんを裏切ったことを謝るサラ。
しかし
私は
そこに
「家族」や「宗教」という
強く自分を縛るものと闘い
自分らしく生きようともがいているサラの
「苦しみ」と「強さ」を見た気がします。
サラ・ハリファ。
美女だが
肌は黒く大きな火傷の跡もある。
普段は
落ち着きがなく軽い性格だが
母国の戦火のトラウマを抱え
保守的な家族との軋轢も抱えている。
深みのある
そして
愛すべき
素晴らしいサブ・キャラクターです。
古い作品ですが
お薦めします。
