2025年7月をもってロングセラーパーティーゲーム「黒ひげ危機一発」が50周年を迎えます。
これを記念して、株式会社タカラトミーからスタンダード版としては7代目となる「黒ひげ危機一発」の発売が決定しました。
海賊がモチーフの「黒ひげ危機一発」が誕生したきっかけは、海水浴場として高い人気を誇る街・鎌倉で、当時の開発担当者たちが「アイデア合宿」を行っていたことでした。
タルのなかにとらわれた「黒ひげ」の親分の縄を切って助ける=「飛び出したら勝ち」というルールで商品化されました。
しかし、人気クイズ番組「クイズ・ドレミファドン」(1976~88年、フジテレビ)内のコーナーに、剣を刺した本数だけボーナス点が加点され、飛んだらボーナスが0点になるという形で登場してお茶の間に浸透。
公式ルールも「飛んだら勝ちか負けを選択できる」に変更され、発売20周年の1995年には「飛んだら負け」が公式ルールとなっていました。
そして30年ぶり、発売50周年を機に「飛び出したら勝ち」という原点に戻る形でルールが変更されます。
これには「懐かしい」「ドキドキしながら刺すのが楽しいんだよね」と遊んだ時の思い出を語る一方で、「うそでしょ、もともとは飛び出したら勝ちだったの?」「まったく知らなかった」「本来はタルのなかのロープを切ってる設定だったんだ……」と、ルールが変更されていた事実に驚く様子が見受けられました。
7代目となる「黒ひげ危機一発」は7月5日(土)より、希望小売価格が2750円(税込)で全国の玩具専門店、百貨店・量販店等の玩具売場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」などにて販売されます。
また今後、日頃の感謝を込めて50周年記念施策も展開予定とのことです。
公式サイトでは、50周年記念ブックレットを公開。
「危機一発」の発は誤字じゃないのか、黒ひげ誕生のひみつ、ライバルの存在、これまでに黒ひげが飛んだ総距離など、おもしろ豆知識を紹介しています。
タカラトミーのX(旧ツイッター)はこのルール変更をポスト。
X(旧ツイッター)では「ぇ? 避けきれずに刺さって痛いから飛んでるんでしょ??」「なんか、嫌じゃない!(嫌ではない)」などさまざまな受け止めがありました。。