スタジオアリス攻略系のブログで時々話題に上がっていることですが、きょうだいで同時に七五三の祝いの写真を撮影したいと言う考えの方が多く、きょうだいの実際の年齢の差が2歳や4歳ではないのに七五三の祝いの撮影をされて、それをアルバムの1ページとして飾られたりする事が嬉しいと言われている方がいるそうです。
私には1歳年下の妹がいるのですが、私は早生まれ、妹は早生まれではないので、実際の年齢差は1年9か月、学年では2学年違いです。
なので、七五三の祝いを同時にと言うのは違ってくるのですが、私が5歳、妹が4歳の時にダブル七五三の参拝をしました。
妹は3歳と7歳の時の七五三の参拝はしていないので、普通とは違う4歳の時が唯一になったというかそのような感じになります。
年齢としては合わないわけです。
一方、妹が3歳の時は私は4歳だったが、数え年では5歳になります。
それでも、私に合わせる型で妹も一緒に七五三の参拝を強行した感じです。
その時の服装は、私は黄色のカジュアルスーツでインに水色のハイネックのセーターを着ていました。
今、その写真を見れば、当時の男性アイドルのグラビア写真のような服です。
妹は着物でした。
レンタルだったらしく、私が幼稚園に行ってる間に母と妹の2人で着物レンタル店に行って、試着して予約をしていたかもしれません。
私も着物も私が着たいと思っていました。
写真は素人写真の記念撮影で、写真館に行ってのきちんとした写真は撮りませんでした。
私は5歳で妹は3歳か7歳で単独できちんとした席で七五三の祝いをしてもらいかったのですが、両親としては一生に一度の物なのできょうだいで同時に七五三をしたかったようでしたね。
表向きの理由はきょうだい同時でのダブル七五三ですが、実質的な理由は費用の節約が出ていて、この点では人生のイベントは略すこと無くきちんとしてほしいと思いました。
スタジオアリスやスタジオマリオの広告ではきょうだいを同時に七五三の祝いの記念撮影をして構図に収めると言うのが派手に宣伝されていますが、昭和時代でも令和時代でもそう言った事をされたいと言う親御様が多くいるのかなと思います。
大人になってからの思い出はある程度取り戻すことができますが、子どもの頃の思い出は取り返すことができません。
幼少期の時代から子供向け写真館に記念写真を積極的に残されている今の時代の子供は羨ましいと思っています。
なお、七五三を祝う年齢は元々は数え年ですが、現在は満年齢が一般的なので、満年齢、数え年どちらでも良いとされています。
雑誌「VERY」が2021年に行った読者アンケートでは、55%が満年齢、45%が数え年で行ったそうです。
確かに、数え年で3歳だと満年齢では1~2歳になるので、子供には負担が大きすぎるかもしれません。
数え年で行う場合は、兄弟姉妹で一緒にしたとか、義両親や祖父母の要望などが多いです。
9月29日放送の「チコちゃんに叱られる」(NHK)の中で、「なぜ七五三は7歳・5歳・3歳なのか?」という疑問が取り上げられました。
結論から言えば「昔は7歳まで生きるのが大変だったから」ですが、これは数え年の7歳で、解説してくれた先生は数え年であることを言い忘れていました。
この点は説明不足だったようです。
昔は医療が発達していなかったので、数え年の7歳、満年齢では5~6歳まで生きるのが大変なことだったのです。
七五三の風習は平安時代から鎌倉時代にかけて貴族や武士の間で始まり、それが江戸時代になって市民の間に広がったものです。
日本で満年齢が使われるようになったのは明治時代からですが、一般的に広まったのは第二次世界大戦後のことです。