クリスマスソングと言えば何?
新旧のクリスマスソングをあれこれ。
☆なんといっても、松任谷由実さんの
「恋人がサンタクロース」。
数多のクリスマスソングのなかにあって、珍しく “Happy” な展開の歌詞が綴られている曲です。
冬の寒さが人の心を切なくさせるのかわからないけれど、クリスマスソングは何故か恋人との別れなど哀しさをともなう歌詞の曲が多いのです。
ところが、この「恋人がサンタクロース」は、ダイナミックなリズムアレンジとメロディにぶつけるコードがとにかくお洒落です。
サビの切ないセブンスのコードからメジャーな展開に切り替えるところなど、どこもかしこも抜群のセンスを感じてしまいますが
クリスマス=ファミリー行事だった世の中を、恋人たちの一大イベントに導いた功績は偉大であり、それは1987年公開の映画『私をスキーに連れてって』の主題歌に選ばれたことでもうなずけます。
もちろん映画もハッピーエンドでした。
ユーミンも、日本のクリスマス文化にひと役買った功労者のひとりに数えられると思います。
本曲は松田聖子さんもカバーしています。
☆中山美穂さん「遠い街のどこかで」
歌詞に出てくる「Happy Merry Christmas」ってのは和製英語です。
英語ではそのような言い回しはなく、「Merry Christmas」 もしくは「Happy Christmas」だそうです。
HAPPYとMERRYを同時に言うと、
「謹賀新年、明けましておめでとう」みたいな、二重の言い回しになるとか。
☆JR東海「クリスマス・エクスプレス」のCMソングに使用され、牧瀬里穂さんがブレイクするきっかけとなった、山下達郎さんの「クリスマス・イブ」。
これもこの時期によく聞かれますね。
良い曲だと思います。
1986年の発売だが、以来毎年シングルチャート入りしています。
☆ワム!「Last Christmas」(ラスト・クリスマス)
リリースされたのは30年以上も前なのに、いまだに街角でかかる曲。
☆マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」(恋人たちのクリスマス)
これもリリースされたのは1994年だが、今もよくかかる曲です。
元々はアルバムの中の曲で、日本だけシングルが発売されていました。
2014年からビルボードが配信曲もチャートインの対象とするようになり、以来毎年12月になると全米チャートでも全英チャートでもランクインするようになりました。
前記の「ラスト・クリスマス」とともに、洋楽カラオケ🎙️😆🎵でも人気が高い曲です。
Band Aid 「Do They Know It'sChristmas」
これも古いですが、当時のイギリスとアイルランドの有名アーティストによるエチオピア飢餓救済ソング。
レコード売り上げの大半をエチオピアの食料購入に寄付しました。
イギリスでは大ヒットして、何十億ポンドと言うお金が集まったというそうです。
当時の人気アーチストが勢ぞろいしているので、全英チャートでは1位になったけど、アメリカでは全米チャート最高13位とトップ10に届かず、予想外に振るいませんでした。
これのすぐ後に出たアメリカ人アーチストによるチャリティソングの「We Are The World」が3週連続1位になってるのに、アメリカではやはりアメリカのアーチストのほうが好かれるのかなと思います。
JR東海の新幹線の車内メロディの「AMBITIONS JAPAN」の前に使われていた曲に、本曲のイントロが似ているといわれました。
ところでこの、「We Are The~」、「Do They Know~」とも後年、参加した歌手やグループやにとある呪いが降りかかった...というコワい噂もありますが…。