今日はアニメの日 | 女装男子かなこのブログ

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10月22日は「アニメの日」。

日本初のカラー長編アニメ映画「白蛇伝」の公開日にちなんで2017年に登録されました。 

テレビアニメ、劇場アニメが見きれないほど放送・公開され、ふだん旧作まではなかなかチェックできていない方も多いと思います。

2019年開催の第32回東京国際映画祭「ジャパニーズ・アニメーション部門」で上映されたのが「白蛇伝」「エースをねらえ!」「AKIRA」の3作です。

上映にあわせて行われたシンポジウム「アニメ映画史、最重要変化点を語る」では、明治大学大学院特任教授の氷川竜介氏とアニメーション史研究家の原口正宏氏からアニメの歴史に触れる出発点として極限まで絞りこんだ3作であることが語られました。



 ●「白蛇伝」(1958年/藪下泰司監督) 




「アニメの日」設立の由来となった長編アニメです。

東映動画(現・東映アニメーション)を設立した東映の大川博社長(当時)は、同作の予告編に登場してアニメーションで世界に広く進出したいと高らかに宣言し、並々ならぬ覚悟で製作されたことがうかがえます。

当時の制作の様子は、NHK連続テレビ小説「なつぞら」内のエピソードのモデルにもなっています。 

中国に古くから伝わる説話をもとに、白ヘビの化身である白娘(パイニャン)と、その恋人の許仙(シュウセン)の愛の物語が描かれ、当時はともに東宝に所属していた森繁久彌さん(故人)と宮城まり子さん(故人)が声の出演をしています。

東映アニメーションの前身は1948年に創設されたアニメ映画制作会社の日本動画で、1956年に東映の子会社となりました。

日本動画を設立したのは、日本のアニメの父といわれる政岡憲三氏(故人)です。

初期の東映のアニメスタジオには、後にスタジオジブリを創設した宮崎駿さん、高畑勲さん(故人)がいたのは有名だが、他にも東映から生まれたアニメーターは数多くいます。

日本のアニメスタジオの源流は東映にたどり着くのです。

もし東映がアニメ制作に参入しなかったら、今頃の日本のアニメはディズニーの下請けだけになっているだろうと言われています。


●劇場版「エースをねらえ!」(1979年/出崎統監督)

山本鈴美香さんの同名漫画が原作。

お蝶夫人こと竜崎麗香に憧れてテニス部に入部した岡ひろみが、新任コーチの宗方仁に才能を見出され、一流プレイヤーへと成長していく姿が熱く描かれます。

細田守監督などアニメクリエイターにファンが多い作品で、前述のシンポジウムでは「撮影技法やカッティングで“主観的なリアル”を表現していて、後年のアニメに与えた影響は大きい(原口氏)」と語られています。

同作を手がけた出崎統氏(故人)は、「あしたのジョー」「宝島」「ガンバの冒険」など名作・傑作が多数あります。


●「AKIRA」(1988年/大友克洋監督)

8月に公開された「NOPE ノープ」でオマージュシーンがあったことも記憶に新しい、今なお国内外に影響を与え続けるSFアニメの金字塔。

2020年に音楽監督の山城祥二氏指揮のもと5.1ch音源のリミックスが施された4Kリマスター版が公開されましたが、コロナ禍だったため鑑賞できた人は少なかったかもしれません。

これまでとは別物と言っていいほど新しいサウンドが味わえます。