厚生労働省は2013年度からの10年間で喫煙率を12%に引き下げる目標を掲げていたが、達成が困難な状況になってきました。
計画を策定した2010年は19.5%だったのが、最終評価時の2019年は16.7%と2.8%しか下がっていません。
政府は健康増進法を改正し、2020年4月から原則として屋内禁煙🚭️が実施されました。
国立がんセンターは今年4月に行なった調査で、20歳の時に喫煙したいと思ったきっかけを複数回答で聞いてみると、
家族が喫煙者 52.0%
友人、知人の勧め 37.3%
喫煙者を見て真似したくなった26.4%
テレビドラマや映画で喫煙シーンを見てかっこいいと思った 22.8%
20歳になって得られる権利を行使したい 12.6%
タバコの広告を見て興味を持った 11.5%
という結果が出ました。
喫煙は周囲の影響の大きさがうかがえます。
現在はタバコのCMは全面禁止されているほか、映画やテレビドラマでも喫煙シーンは少なくなっています。
テレビ番組についてかなり毒づいた調子で批評している方のブログ(このブログは読者登録していません)で、このブログ主は自身が喫煙者であることを明かしています。
そのブログ主が喫煙者になったきっかけは、タバコのCMを見て憧れたことです。
そのタバコのCMはラークのCMで、 ハリウッドの往年の名俳優、ジェームズ・コバーン(故人)が「スピーク、ラーク」と言ってうまそうにラークを吸うというものです。
「合言葉はラーク」という意味でしょうか、それとも「ラークを吸って、愉快に人生を語ろうじゃありませんか」というのでしょうか。
当時中学生だったそのブログ主は、ラークのCMが子供心にすごくかっこいいと思い、大人になったら喫煙者になろう、タバコ🚬はラークを吸おうと思ったのです。
ちなみに、そのブログ主は車はダイハツ・シャルマンを買おうと思っていたが、運転免許を取った時にはシャルマンはすでに製造中止になっていました。
もっとも、シャルマンはトヨタ・カローラと同じシャーシを使用しており、性能面では同じだったので、シャルマンを買うメリットは少なかったのかもしれません。
私の場合、家族では父が喫煙者だったが、私は喫煙者にはなりませんでした。
タバコの煙が嫌で、父が私のそばでタバコを吸っていると、煙を私の顔にまとわりつかせることもありました。
ラジオから流れたCMで、「アメリカでは、できるビジネスマンの条件に、タバコを吸わない、というのがある」というのを聞いて、私は「タバコを吸わない方がかっこいい、できるビジネスマンになれなくても、タバコは吸わない」と思うようになりました。