テレビには欠かせないジャンルの一つであるクイズ番組。
クイズとして面白いかどうかはもちろん、解答者や観客とのやり取りで番組を盛り上げてくれる司会者の手腕も、視聴者にとっては重要です。
そこで今回は、クイズ番組の司会者として最高だったのは一体誰なのかについてアンケートを行い、ランキングにしてみました。
(Gooランキング調べ)
1位 明石家さんま
2位 島田紳助
3位 児玉清
3位 逸見政孝
1位は「明石家さんま」!
1974年に落語家を志して笑福亭松之助(二代目)に弟子入り。
その後、形態模写で名前を知られるようになり、お笑い番組などのレギュラー出演を経て全国的な人気を獲得する。
現在も「お笑いBIG3」の一人として現役で活躍中。
主な番組:「さんまのからくりTV」「さんまのSUPERからくりTV」(ともにTBS) 他
2位は「島田紳助」!
1975年に松本竜介(故人)と漫才コンビ「紳助・竜介」を結成し、漫才ブームの立役者として活躍。
1985年のコンビ解消後はクイズやバラエティーなど数多くのテレビ番組で司会者を務めた。
2011年に芸能界を引退。
主な番組:「クイズ!ヘキサゴン」(フジテレビ)「クイズ紳助くん」(朝日放送、関西ローカル) 他
3位は「児玉清」!
東宝映画のオーディションで芸能界デビューした後、ホームドラマなどに出演しその名を知られるようになる。
1975年に「パネルクイズ アタック25」の初代司会者となり、2011年5月16日に胃がんのため死去するまで36年間、司会を務めました。
主な番組:「クイズ・イエスノー」(毎日放送)「パネルクイズ アタック25」(朝日放送) 他
同率3位は「逸見政孝」!
1968年にフジテレビへアナウンサーとして入社。
その後、番組アシスタントなどを経て「FNNスーパータイム」のメインキャスターを務める。
1988年にフリーになりさまざまな番組で司会者として活躍。
1993年12月25日にがん性悪液質のため死去。
主な番組:「 たけし・逸見の平成教育委員会」(フジテレビ)、「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」(日テレ) 他
お笑い業界のトップランナーとして長年走り続ける大物司会者が1位に輝いた今回のランキングでした。
5位以下の全ランキングは次の通りです。
太字の名前は現在クイズ番組の司会をしている方です。
番組名の前に☆がついているものは視聴者参加型です。
5位 草野仁 「世界ふしぎ発見!」(TBS)
5位 上田晋也 (くりぃむしちゅー) 「くりぃむクイズミラクル9」(テレビ朝日)
7位 みのもんた ☆「クイズ$ミリオネア」(フジテレビ)
8位 浜田雅功(ダウンタウン) 「芸能人格付けチェック」(テレビ朝日)「トリニクって何の肉?」(朝日放送テレビ)
9位 所ジョージ 「どちら様も!笑ってヨロシク」(日テレ)
10位 ビートたけし 「たけし逸見の教育委員会」(フジテレビ)「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」(日テレ)
11位 安住紳一郎(TBSアナウンサー) 「ぴったんこカンカン」(TBS)※ただ最近はクイズというより旅バラエティと化している
12位 関口宏 ☆「クイズ100人に聞きました」「わくわく動物ランド」(ともにTBS)
12位 内村光良(ウッチャンナンチャン) 「the 突破ファイル」(日テレ)
14位 愛川欽也(故人) 「なるほど!ザ・ワールド」(フジテレビ)☆「人生ゲームハイ&ロー」(TBS)ほか
15位 タモリ 「タモリの音楽は世界だ」(テレビ東京)
16位 大橋巨泉(故人) ☆「クイズダービー」(TBS)「世界まるごとHOWマッチ」(毎日放送)
16位 伊東四朗 ☆「ザ・チャンス」(TBS)「脳内エステIQサプリ」(フジテレビ)ほか
18位 中居正広 「中居正広のミになる図書館」(テレビ朝日)
19位 福留功男(元日テレアナウンサー) ☆「アメリカ横断ウルトラクイズ」☆「全国高等学校クイズ選手権」(ともに日テレ)
20位 古舘伊知郎 「クイズ日本人の質問」(NHK)☆「クイズ赤恥青恥」(テレビ東京)
21位 板東英二 「わいわいスポーツ塾」(TBS)「マジカル頭脳パワー」(日テレ)
21位 今田耕司 「オールスター感謝祭」(TBS)
21位 田村淳(ロンドンブーツ1号2号)「クイズタレント名鑑」(TBS)
24位 福澤朗(元日テレアナウンサー) ☆「アメリカ横断ウルトラクイズ」☆「全国高等学校クイズ選手権」(ともに日テレ)
24位 林修(予備校講師) 「林修のニッポンドリル」(フジテレビ)
26位 徳光和夫 ☆「クイズダービー」(TBS)
27位 土居まさる(故人) ☆「スーパーダイスQ」(TBS)「クイズヒントでピント」(テレビ朝日)ほか
28位 桝太一(日テレアナウンサー) ☆「全国高等学校クイズ選手権」(日テレ)
29位 柳生博 ☆「100万円クイズハンター」(テレビ朝日)※全国ネットだが関西では非放送
29位 山里亮太(南海キャンディーズ) 「東大王」(TBS)※全国ネットだが関西では非放送、ただし不定期で放送あり
31位 田宮二郎(故人) ☆「クイズタイムショック」(テレビ朝日)
31位 若林正恭(オードリー) 「潜在能力テスト」(フジテレビ)※全国ネットだが関西では非放送
33位 久米宏(元TBSアナウンサー) ☆「ぴったしカンカン」(TBS)
33位 山城新伍(故人) ☆「クイズ天国と地獄」(TBS)
33位 上岡龍太郎(引退) 「ゴールデンタイム」
36位 谷原章介 ☆「パネルクイズ アタック25」(朝日放送テレビ)
36位 大塚範一(元NHKアナウンサー) 「クイズ百点満点」(NHK)
38位 高島忠夫(故人) ☆「クイズ・ドレミファドン!」(フジテレビ)
38位 中山秀征 「クイズ・ドレミファドン!」(フジテレビ)「クイズタイムショック」(テレビ朝日)※ともにレギュラー放送終了後も特番形式で継続しているが、特番移行後は視聴者参加ではない
38位 設楽統(バナナマン) 「クイズオンリーワン」(TBS)
38位 三宅裕司 「全国一斉日本人テスト」
42位 ラルフ鈴木(日テレアナウンサー)☆「全国高等学校クイズ選手権」(日テレ)
42位 東野幸治 「勉強してきましたクイズガリベン」
42位 田中裕二(爆笑問題)「雑学王」
42位 劇団ひとり 「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」(日テレ)
46位 石坂浩二 ☆「ズバリ当てましょう」(フジテレビ)
46位 太田光(爆笑問題) 「雑学王」
46位 ノブ(千鳥)「クイズ! the 違和感」(TBS)
49位 山口崇 ☆「クイズタイムショック」(テレビ朝日)
49位 鈴木健二(元NHKアナウンサー) 「クイズ面白ゼミナール」(NHK)
49位 ユースケ・サンタマリア 「平成教育予備校」(フジテレビ)
52位 桂小金治(故人)「それは秘密です!」(日テレ)※ クイズのコーナーはあったが、番組のジャンルとしてはクイズではなくヒューマンドキュメンタリー
52位 佐藤二朗 ☆「超逆境クイズバトル99人の壁」(フジテレビ)
54位 桂三枝(現在の桂文枝)☆「三枝の国盗りゲーム」(朝日放送)「クイズ!歳の差なんて」 (フジテレビ)
54位 小池清(毎日放送アナウンサー、故人)☆「アップダウンクイズ」(毎日放送)
54位 関根勤 「クイズ!早くイってよ」(フジテレビ)
57位 西郷輝彦 ☆「アップダウンクイズ」(毎日放送)
57位 桂文珍 「クイズ地球まるかじり」(テレビ東京)☆「クイズMr.ロンリー」(毎日放送、関西ローカル)ほか
59位 小泉博(故人)☆「クイズグランプリ」(フジテレビ)
59位 フランキー堺(故人)「霊感ヤマカン第六感」(朝日放送)
(制作局がわからないものは省略しました)
このランキングは個人だけを対象にしているため、グループ司会であるさまぁ~ず(「クイズプレゼントバラエティQさま!」(テレビ朝日))、ネプチューン(「ネプリーグ」(フジテレビ)は対象外でした。
クイズ番組の司会をお笑いタレントがするケースは圧倒的にタレントさんが解答者となる場合が多く、視聴者参加型のクイズ番組では桂三枝(現在の桂文枝)さん司会の「三枝の国盗りゲーム」(朝日放送)、桂文珍さん司会の「クロスワードクイズ the エイリアン」(朝日放送)「クイズMr.ロンリー」(毎日放送、関西ローカル)、山口智充さん(DonDokoDon)司会の「連続クイズホールドオン」(NHK)ぐらいしかありません。
放送局所属のアナウンサー、元放送局所属のフリーアナウンサーも多くランクインしましたが、草野仁さん(元NHK)、古舘伊知郎さん(元テレビ朝日)、徳光和夫さん(元日テレ)、みのもんたさん(元ニッポン放送)、土居まさるさん(元文化放送)は局アナ時代にクイズ番組の司会をした経験がありません。(ニッポン放送、文化放送はラジオ専業局)
クイズ番組は大阪の放送局が制作する全国ネット番組も多いが、大阪の放送局のアナウンサーでは「アップダウンクイズ」司会の小池清アナウンサー(毎日放送、故人)だけがランクイン、「パネルクイズ アタック25」司会の浦川泰幸アナウンサー(朝日放送)、「世界一周双六ゲーム」司会の乾浩明アナウンサー(朝日放送)、「クイズひらめきパスワード」の野村啓司アナウンサー(毎日放送)はランクインしませんでした。
小池清アナウンサーは「大相撲ダイジェスト」春場所キャスターで、浦川泰幸アナウンサーは同じ局の「朝だ!生です旅サラダ」でレギュラー出演の経験があり、それなりに全国的な知名度はありますが、乾浩明アナウンサーは「世界一周双六ゲーム」が初めての全国ネット番組の司会でした。
クイズ番組の司会者はほとんどが男性で、女性はサブ司会やアシスタントといった役回りになることが多く、クイズ番組で女性がメイン司会を務めたのは「ザ・チャンス」のごく初期のピンク・レディー、「あんたが出番・面白Q!」(TBS)の山田邦子さんしかいません。
「ザ・チャンス」でピンク・レディーが司会を務めたのは、前番組の「飛べ!孫悟空」に出演していた関係でスポンサーがお願いしたのですが、アメリカでのテレビ出演のために短期間で降板、伊東四朗さん(一時、湯原昌幸さんが司会をしたこともあった)に交代しました。
「あんたが出番・面白Q!」は視聴率が振るわず、短命に終わりました。
他にランクインしなかった司会者としては、
吉川精一(NHKアナウンサー)「連想ゲーム」(NHK)
押阪忍 「ベルトクイズQ&Q」(TBS)
生島ヒロシ 「クイズタイムショック」(テレビ朝日)
うじきつよし 「カルトQ」(フジテレビ)
山口智充(DonDokoDon)「連続クイズホールドオン」(NHK)
筧利夫 「カルチャーShoQ!」(東名阪ネット6)※テレビ神奈川、千葉テレビ、テレビ埼玉、三重テレビ、KBS京都放送、サンテレビの独立UHF局6局で構成、同番組のホスト局はテレビ神奈川)
などがいます。
(一部敬称略)