新型コロナウイルスの「第3波」による感染拡大が続いています。
今年のプロ野球は開幕を遅らせ、7月上旬まで試合は一般非公開、試合数の削減や交流戦、オールスター戦の中止などをして、全12球団が何とか完走できました。
球団行事や契約更改などが終われば、選手たちは本格的オフに突入します。
シーズンの日程が後ろ倒しになったことで、例年よりもオフ期間は短くなります。
シーズンの日程が後ろ倒しになったことで、例年よりもオフ期間は短くなります。
プロ野球選手の実質のオフは正月明けまでで、ほとんどが1月初旬から自主トレーニングをスタートさせ、2月1日のキャンプインに備えます。
パ・リーグの球団のある主力野手は「ファン感と契約更改が終わればやっとオフが始まる。でも、あっという間に自主トレが始まってキャンプですよね。今年は短いことは頭では分かっていたつもりだけど、やっぱり短いですよ」と苦笑いします。
必然的に例年とは違うスケジュールで「師走」の日々を過ごすことになります。
例年なら、プロ野球は11月下旬に秋季練習を終了、ファン感謝デーや納会を行い、12月からシーズンオフに入ります。
だが、今年はファン感謝デーにも影響が出ており、阪神のファン感謝デーは甲子園球場の室内練習場で一般非公開で行い、ネット配信及びテレビ用に収録をしました。
巨人のファン感謝デーは本拠地の東京ドームを確保できず、両国国技館での開催になりました。
12月に国内外で旅行に出かける選手も多かったが、今年は「コロナ禍」でそれができません。
あるベテラン選手は12月に支えてくれた家族への恩返しで海外旅行✈️✨に出かけるのが恒例だったが、もちろん中止になってしまいました。
夫人が好きな温泉と美味しいグルメを楽しんでもらえるように国内旅行🚄👜も検討したが「さすがに今の状況じゃ厳しいよね、という話になりました。
違う形で家族に何かしてあげたい」と話します。
実はプロ野球選手のオフは忙しいのです。
実はプロ野球選手のオフは忙しいのです。
恩師や母校の関係者、お世話になった人たちや個人後援会などへのあいさつ回り、実家への里帰り、テレビ出演やイベント出演などがあります。
合間を縫って体の治療やケアを行い、可能な範囲でトレーニングも継続しなければいけないのです。
さらに、今オフは徹底した自己管理で感染予防に務めなければいけません。
さらに、今オフは徹底した自己管理で感染予防に務めなければいけません。
前出のベテラン選手は「シーズン中にチームで受けていた定期的なPCR検査もオフの間はなくなる。少しでも体調を崩したら自主トレも出来なくなる。人と会う機会は極力減らします」と言いました。
オフ期間に他球団の選手との合同自主トレを禁止している球団もあるそうです。
一方、感染予防を講じることを前提に各自の判断に任せている球団もあります。
各球団の対応に差があるのも事実だが、オフ期間中の行動を球団が完全に管理するわけにもいきません。
「ウィズ・コロナ」の中で迎える初のシーズンオフ。
球界から新たな感染者が出ないことを願わずにいられません。