巨人が通算6000勝 | 女装男子かなこのブログ

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3か月遅れとなった今年のプロ野球開幕戦、巨人が阪神に3―2で勝ち、プロ野球史上初の通算6000勝を達成しました。


昭和、平成、令和と時代は移ろいながら、昭和のV9、平成の2度のリーグ3連覇(2007~2009年、2012~2014年)など、リーグ37度の優勝(1リーグ時代を含め46回)を誇る常勝軍団が新たな歴史を刻みました。


1―2の7回ウラ1アウト二塁、吉川尚輝選手が右越えに逆転2ラン。


先発の菅野智之投手が7回を2失点と粘投、8回を中川皓太投手、9回をデラロサ投手が無失点で締めました。


原辰徳監督は「初戦に勝ったのは非常に大きい。86年目を迎えるジャイアンツで、色々な先輩がつないで、我々が(6000勝を)刻めて光栄。6000勝という数字に、ジャイアンツの重みを感じています」と振り返りました。


指揮を執る原辰徳監督は5000勝(2007年5月2日の中日戦)、5500勝(2013年5月25日のオリックス戦)に続き、球団のメモリアル勝利をマークしました。


監督通算では球団歴代3位の1025勝目で、今季は同2位の1034勝の長嶋茂雄氏(現・終身名誉監督)、同1位の1066勝の川上哲治氏超えを視界にとらえます。


試合後、原監督、選手たちが「6000」の人文字を作り、メモリアル勝利を祝いました。



◆巨人の初勝利は1936年 チーム2試合目

巨人の記念すべき初勝利はチーム2試合目。
1936年7月3日の大東京(後の松竹、現存しない)戦でした。
7チームで創設された日本初のプロ野球組織「日本職業野球連盟」だったが、巨人が2年連続の米国遠征を行ったため、帰国を待って全球団が集結し早大・戸塚球場で連盟結成記念日本選手権と銘打って開催されました。

初戦の名古屋(現中日)戦はエースの沢村栄治投手を立てながら、5失策もあって8―9で競り負け。
3日に行われた敗者復活戦では1回に3番・中島治康選手の先制二塁打を始め、13安打の猛攻で10―1と圧勝。
投げては6回まで畑福俊英投手、7回以降はスタルヒン投手がリリーフし、記念すべき初勝利を飾りました。

青年将校のクーデターで都内を震撼(しんかん)させた「二・二六事件」が起こったのが1936年。
その前日に「日本職業野球連盟」の7球団の話し合いがスタートしていました。
ちなみにその年の2月20日には“ミスター・プロ野球”長嶋茂雄氏が生まれました。

◆巨人の創設 

1934年暮れに創設。
その秋に行われた日米野球の全日本チームに出場した選手などを中心にして大日本東京野球倶楽部として誕生しました。
1936年2月に、7球団による日本職業野球連盟に参加。
職業野球は、神聖な神宮球場が使えなかったため、当時東京で2番目に大きかった新宿区にある早大の戸塚球場で記念すべき初のトーナメントが行われました。



◆川上、長嶋、原の勝利数比較
原監督は現役時代に1697試合出場。
選手で出場した試合のチームは907勝720敗70分けでした。
1999~2001年の1軍コーチ時代に228勝、監督で1025勝しており、選手とコーチ、監督を合わせて2160勝に貢献。
監督の勝利数はチーム3位で、「選手+コーチ+監督」の勝利数も川上氏の2473勝、長嶋氏の2291勝に次いでチーム3位。

▼巨人・長嶋茂雄終身名誉監督「6000勝の中には、歓喜の1勝も、苦しみ抜いて勝ち取った1勝もありました。巨人軍の長い歴史には常にファンの方々の大声援があり、苦しい時も背中を押していただき、勇気をもらいました。新型コロナウイルスの影響で無観客での開幕になりましたが、ファンの方あってのプロ野球であり、6000勝はまだまだ通過点です。今年はリーグ連覇、そして昨年果たせなかった日本一奪回という目標に向かってまい進してください」

▼ソフトバンク・王貞治球団会長「原監督、コーチ、選手、スタッフの皆様、通算6000勝おめでとうございます。86年という長い巨人軍の歴史の中で、多くの方たちの努力が1つずつ積み重なった結果だと思います。巨人は常に勝利を求められる特別な球団です。新型コロナウイルスによって無観客試合になりましたが、野球をできることに感謝し、これからもファンに愛され、ファンの皆さんとともに歩んで行って下さい」

◆巨人の通算勝利データ

1勝 1936年7月3日 大東京(戸塚)10-1 畑福俊英 藤本定義

500勝  1946年5月12日 阪急(後楽園)1-0 藤本英雄 藤本英雄

1000勝 1952年8月8日 広島(旭川)7-0 藤本英雄 水原茂

1500勝 1958年8月10日 大洋(川崎)8-2 堀内庄 水原円裕

2000勝 1965年7月25日 中日(中日)2-1 宮田征典 川上哲治

2500勝 1971年7月29日 広島(広島)8-5 山内新一 川上哲治

3000勝 1979年4月9日 中日(後楽園)8-2 堀内恒夫 長嶋茂雄

3500勝 1986年8月2日 広島(広島)2-0 加藤初 王貞治

4000勝 1993年5月30日 中日(東京ドーム)4-3 桑田真澄 長嶋茂雄

4500勝 2000年6月3日 中日(ナゴヤドーム)11-4 上原浩治 長嶋茂雄

5000勝 2007年5月2日 中日(ナゴヤドーム)5-3 林昌範 原辰徳

5500勝 2013年5月25日 オリックス(東京ドーム)3-2 山口鉄也 原辰徳

6000勝 2020年6月19日 阪神(東京ドーム)3-2 菅野智之 原辰徳

※データは、左から順に勝利、年月日、相手(球場)、スコア、勝利投手、監督

現行12球団の勝敗(2020年6月19日現在)
巨人 
6000勝4291敗325分け 勝率.583 優勝46回
ソフトバンク(南海、ダイエー)
5337勝4762敗371分け 勝率.528 優勝20回
阪神 
5319勝5005敗318分け 勝率.515 優勝9回
中日(名古屋) 
5283勝4995敗350分け 勝率.514 優勝9回
オリックス(阪急)
5253勝5020敗362分け 勝率.511 優勝12回
西武(西鉄、太平洋、クラウンライター)
4825勝4255敗365分け 勝率.531 優勝23回
日本ハム(セネタース、東急、東映、日拓)
4600勝4955敗354分け 勝率.481 優勝7回
ロッテ(毎日、大毎、東京)
4537勝4524敗371分け 勝率.501 優勝5回
広島 
4370勝4678敗346分け 勝率.483 優勝9回
ヤクルト(国鉄、サンケイ)
4239勝4851敗304分け 勝率.466 優勝7回
DeNA (大洋、横浜) 
4066勝5036敗293分け 勝率.447 優勝2回
楽天
961勝1129敗50分け 勝率.460 優勝1回
(消滅球団の優勝は近鉄4回、松竹1回)

巨人のカード別勝利(2020年6月19日現在)
阪神 1075
中日(名古屋)1057
DeNA(大洋、横浜) 1039
ヤクルト(国鉄、サンケイ) 1025
広島 982
オリックス(阪急) 145
ソフトバンク(南海) 118
日本ハム(セネタース、東急) 78
楽天 36
西武 35
ロッテ 23
消滅チーム計 387
(パ・リーグの球団のうち、オリックス、ソフトバンク、日本ハムは1949年までの1リーグ時代に対戦あり、消滅チームは近鉄、高橋とは対戦なし、ただし近鉄とは日本シリーズで対戦あり)