恐怖のニワトリ

2020年1月23日のCNNの報道によると、インド南部の村に住む50歳の男性がこのほど、自ら飼育する闘鶏用のニワトリに殺害される事件が起こりました。

ニワトリを連れて闘鶏の試合会場に向かう途中だったというそうです。

男性が死亡したのは1月15日。

警察の担当者がCNNに明らかにしたところによると、もみ合いになる中でニワトリの爪に結んだ刃物が男性の首に突き刺さり、男性は病院に運ばれたが、脳卒中で死亡しました。

南部アンドラプラデシュ州の村に住むこの男性は、地元で開かれる闘鶏の試合の常連でした。

試合に向かう途中で、出場させる予定だったニワトリが逃げ出そうとしたとみられています。

インドでは1960年以降、闘鶏が禁止されていますが、同国の動物愛護団体の理事によると現在も試合は開催されており、明らかな違法行為であるにもかかわらず当局は黙認しているのが実情です。

試合は娯楽目的にとどまらず、賭博の対象にもなっているというそうです。

同理事は当該の村の闘鶏について、逮捕者は１人も出ていないと指摘しています。