車内販売の縮小が止まりません。
JR東日本やJR北海道、JR四国、JR九州が、新幹線や在来線特急列車の車内販売サービスの縮小を発表しました。
JR東日本は、新幹線、在来線特急での車内販売を3月16日のダイヤ改正から一部路線で廃止するほか、車内販売を継続する列車では「かがやき」「はくたか」以外は取扱品目を見直す方針です。
品目を見直す路線では、お弁当、軽食類、デザート類、お土産や雑貨類が販売中止になります。
ホットコーヒー、ソフトドリンク類、菓子類、アルコール類、つまみ類の販売は継続されます。
品目見直し対象の列車(区間)は、新幹線はやぶさ(東京~新青森間)、はやて(東京~新青森間)、つばさ、こまち(東京~盛岡間)、とき、在来線特急あずさ、かいじ、ひたち、スーパービュー踊り子、いなほ(新潟~酒田間)。
車内販売終了となる列車(区間)は、新幹線はやぶさ(新青森~新函館北斗間)、はやて(新青森~新函館北斗間)、やまびこ、こまち(盛岡~秋田間)、在来線特急踊り子、日光・きぬがわ・スペーシアきぬがわ、草津、いなほ(酒田~秋田間)。
JR北海道エリアの新幹線はやぶさ、はやて(新函館北斗~新青森間)でも3月15日をもって車内販売を終了、在来線特急でも2月28日限りで車内販売を終了。
JR四国は特急の車内販売を終了。
JR九州は、博多~鹿児島中央間の新幹線全線で3月15日をもって車内販売を終了。
すでに東海道・山陽新幹線では「こだま」の車内販売を廃止、JR東海では在来線特急列車の車内販売を廃止、JR西日本とJR九州は一部の観光特急を除き、特急列車の車内販売を廃止しています。
最近では駅売店のコンビニ化が進み、品揃えが増える一方で、車内販売の売り上げが大幅に減少していました。
また、販売員の不足という理由もあります。
特急列車に食堂車があった時代は、食堂車のウェイトレスが車内販売の販売員も兼ねていて、食堂車の利用者が少ない時間帯に車内販売をしていました。
車内販売は特急列車の重要なサービスでしたが、消えてゆくのは寂しいです。