確かに、京都の舞妓変身のお店は減少傾向にあるそうだし、舞妓変身をする方でも訪問するお店は固定されつつあるそうです。
観光客の変身舞妓のマナーの悪さは前からよく指摘されているのですが、ネット上でそれをさんざん叩かれて閉店に追い込まれた店舗もあると聞いています。
その一方で、花魁変身のお店が増加する傾向にあります。
その理由は、花魁変身は衣裳やメイクが派手で、写真映えするからです。
華麗に派手に変身した写真を自分の個人ホームページやブログ、Twitter、Instagram、Facebookで公開するのです。
最近、変身体験の店舗で増えているのが外国人の客で、東京でも数少ない時代物変身のお店「ここも」(浅草)「スタジオゲイシャカフェ」(森下)にはよく来ているそうだし、京都の舞妓、時代物変身のお店もまた然りです。
彼女は、日本人、それも若年層の方が本格的な変身が目的の衣装体験をすることが減少していると感じています。
さらに彼女は、衣装体験の需要は、中間層が少なくて、最近では高いお金をかけて思い切り変身する強い需要と、少しのお店で気軽に変身する優しい需要の二極化が進んでいるように感じています。
さて、これからの衣装体験の需要は、男性の女装での衣装体験が新たな需要があると思います。
女装を取り巻く環境が昔とは大きく変わり、女装人口は増加し、年齢層も下がりつつあり、最近では高校生が女装サロンを訪問することがあります。
京都には女装サロンがないのですが、舞妓、時代物変身のお店では、「東映太秦映画村の時代劇扮装」「舞香」「え・ま~さ」「時代衣装おかむら」「ゆめみる夢」など、前から女装可能なお店はいくらかあります。
昨年オープンした花魁変身のお店「スタジオあられ」「スタジオ雅」「花りん清水本店」「花りん祗園店」いずれも女装が可能です。
今年は「夢工房」が嵐山店限定で男性の舞妓、花魁変身が可能になり、「時代や」も来店経験者に限られますが女装が可能になりました。
こういうお店が、もっと増えてくれればいいな、と思います。