2018.6.16
神戸ファッション美術館でロココドレスを着てみました。
ある衣裳体験好きの女性の方が自分の個人ホームページに、友達から聞いた情報として書いていたのですが、神戸ファッション美術館のホームページには掲載されておらず、穴場的な感じでした。
体験場所もカーテンで囲んであっただけで、「本当にここで衣装体験ができるのか?」なんて半信半疑でした。
しかし、これがなかなかのものでした。
ドレスはピンクと青の2着ありました。
まずはピンクのドレスを着てみました。




最初は着替えのブースの中で自撮りしましたが、外に撮影スペースがあるので、受付の人に頼んで撮影してもらいました。

このドレスはロココ時代のドレス、一口に言えばマリー・アントワネットが生きていた時代のドレスです。
ローブ・ア・ラ・フランセーズと呼ばれ、18世紀のフランス宮廷での正装でした。

ローブ・ア・ラ・フランセーズはジュップと呼ばれるスカート、ピエス・デストマと呼ばれる胸当て、いちばん上に着るドレスの3点からなりますが、これは胸当てがドレスに縫い付けられています。
ウエストをコルセットで締め、スカートをパニエでふくらませ、メリハリの利いたシルエットです。
袖は五分丈で、袖口にレースとフリルが付いています。
ここでのパニエはウレタン製で軽いのですが、昔は針金や鯨のひげでできていたので、硬くて重かったです。


後ろ姿です。
襟の下から裾に向けてたっぷりと流れるドレープがまた素敵です。
このドレープはヴァトー・プリーツと呼ばれます。

ホントにステキなドレスです。
part2に続きます。