あたしが読者登録している、ある衣装体験好きの女性の人が、自分のブログで男性の変身願望、衣装体験に関しての持論を展開していました。
ただ、読んでみて、どうみても女性目線という感じは否めませんでした。
ほんとならコメントしたいのですが、彼女は基本的にコメント拒否の方針なので、コメントのしようがないのです。
女性の場合、どんな衣装でも様々な方向性での変身願望を満たしたり、衣装体験をすることができます。
女性の衣装は基本的に変身の度合いが大きく、見た目も華やかだと思います。
というのも女性の場合、お姫さま、花嫁、舞妓、宝塚歌劇、バレエなど、衣装や服装にあこがれ、それらを「着てみたい」という気持ちが変身願望につながると思います。
そういう女性の変身願望は、男性にはなかなか理解できないのです。
さて、男性が変身体験や衣装体験をする場合、どのようになるでしょうか。
大抵の男性は、ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、メタルヒーローといったテレビの変身ヒーローものから変身願望を持つと思います。
しかし、これらのヒーローものはフィクションであり、なおかつコスプレ用のコスチュームは一般には発売されていないので、これらの変身願望は絶対に実現不可能であり、空想で満足してあきらめるしかありません。
男性の場合、「着てみたい」とあこがれる男物衣装が少なく、それが男性の男物衣装での衣装体験の種類の少なさ、ひいては男性の男物衣装での衣装体験人口の少なさに表れていると思います。
彼女の考えでは、男性が衣装体験をする場合、通常は男性用の時代衣装や民族衣装という扱いになるというのです。
時代衣装で男性が変身度の高い物を行うともなれば、甲冑や軍服等の軍装系はかなりの変身度を期待できるそうです。
ただ、上記の衣装の衣装体験をして男性が変身願望を満足させられるのは、基本的にNHK大河ドラマなどの甲冑が登場する時代劇や軍服が出てくるような戦争映画を好んで見る人に限られるのではないでしょうか。
彼女の夫もNHK大河ドラマで戦国時代の題材の物を好んで見るそうで、そこから興味を持って甲冑の衣装体験をしてきました。
しかし私の場合は、大河ドラマを見たことがないので、甲冑に全然興味がないのです。
一方、軍装系になると、本当に純粋的な意味で男性が主役になって男性の為の男性の晴れの装備と言う形になるのですが、軍服の衣装体験ができる場所がなく、特にコスプレイベントでは旧日本軍とナチスの軍服の着用はほぼ全面的に禁止されているから、軍服の衣装体験はほぼ不可能です。
ただ、そういった軍装に興味が無い男性の場合は、変身願望を叶えると言う意味では何か良いのでしょうか。
メイクを施すという点では平安装束もそれなりに変身願望を満たすことができます。
タキシードやテイルコート(燕尾服)、フロックコートといった洋装系の場合、女性の主役があっての脇役になってしまうというのが否定できません。
もちろん、男性が束帯姿になってもフロックコート姿になられても格好良いのですが、それが華やかと言えばそうであってそうでないようです。
私が今までにしたB面での男物衣装の衣装体験で、その衣装を着てみたいからしたのは、西陣織会館(京都・西陣)で束帯を着たのが唯一といえます。
男性の男物衣装での変身体験や衣装体験は、「衣装の種類や店舗が少ない」「変身度が低い」とお嘆きの男性陣も少なくないはずです。
そうなると、男性の変身で変身度が高いもの、となると、女装になるでしょう。
男性から女性へと変身するのですから、極めて変身度が高いですから、「女装は究極の変身願望」ともいえます。
彼女はトランスジェンダーに対して賛成かどうかといえばどちらともいえないのですが、男性の女装は完璧に出来る方であるのならむしろ歓迎する方なので、男性の女装にもっと寛容な衣装体験の店舗や学術施設も出て来て欲しいと思っています。
何しろ、女装サロンが存在するのですから、女装の可能な変身スタジオ(写真館)や学術施設ももっとあればいいと思います。
男性が変身スタジオ(写真館)を利用するメリットは「女装を体験できること」であり、普段はめったに着られない女性の衣装を着て、プロのメイク💄💋✨とヘアメイクを体験でき、そして何よりも女装した姿の写真を撮影📷してもらうのは、女装の良き記念になります。