JR発足30年、国鉄車両の現状 | 女装男子かなこのブログ

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国鉄が分割民営化され、JR各社が発足して4月で30年を迎えました。

JR旅客会社で、北海道・西日本・四国・九州の4社が保有する在来線車両のうち、約3割が1987年以前の国鉄時代に製造された車両です。

経営状態が良好なJR東日本と東海は更新が進んでおり、1割以下です。

鉄道車両は適切に整備されていれば安全性に問題はなく、30~40年は使用されます。

検査頻度などは省令で定めており、事業者は国の規定に基づき整備マニュアルを届け出ています。


JR各社によると、国鉄車両の割合は
JR北海道が32%
JR西日本が30%
JR四国が30%
JR九州が28%
ですが、JR東日本・東海の2社は置き換えが進んでおり、
JR東日本10%
JR東海0.2%

です。

JR東海の国鉄車両は、211系電車8両しかありません。
(JR発足後に製造された車両は含まない)

特に、客車がほぼ壊滅的で、寝台特急だけでなく夜行急行や普通客車列車も大方消滅してしまった今、客車はJR西日本の「サロンカーなにわ」「SLやまぐち号」およびマイテ49、JR九州の「SL人吉号」、JR北海道・東日本の旧形客車など、おもにイベント列車用客車や動態保存の旧形客車、それに皇室用客車が残るのみで、JR東海・JR四国は事業用車を含め、客車が存在しません。

また機関車も、JR東海は電気機関車、ディーゼル機関車、蒸気機関車全て存在せず、JR北海道・JR九州には電気機関車が存在しません。

普通客車列車が消滅した理由の一つに機関車の老朽化があり、そのほとんどが1960年代後半~1970年代前半に製造された交流電気機関車やディーゼル機関車で、ちょうど蒸気機関車が次々と廃止された時期と重なります。

最近では除雪用ディーゼル機関車を除雪用モータカーに置き換えることも多くなっています。

ただモータカーは車両ではないので、運行時は営業列車の運行ができない、という欠点があります。

新幹線は四国を除く5社が運行していますが、高速走行のため車両の世代交代が早く、いずれもJR発足後の車両を使用しています。