箔の粉を散らす
箔を絵の具のように、短く切った筆や刷毛で叩く
または、スプレーのように散らす
伊勢型紙の上から、箔押しする
伊勢型紙
伊勢型紙に網をかけてあるのは、型紙を補強する為。
色んな色の箔があり、
左は、金には見えないけど、指で伸ばすと金粉でしたが、単価を下げる為、安めの金粉です。
真ん中は、青味の金粉
右は、赤味の金粉
真ん中と右は、本物の金粉です。
金箔を貼る糊
この糊のランクも、ピンキリで、糊と箔によって、着物の単価の違いが出るそうです。
例えば、金箔や箔押しの着物を買い、2〜3回着て、箪笥の肥やしになり、長年経って、箪笥から出したら、折り畳んだ側に、箔押しが写っている、ということがあるらしい。
それは、箔押しで、安い糊を使ったからだそうです。
【こぼれ話】
着物の洗いに業者に出しますよね?
某高級百貨店の外商で桐箱に入った高級着物は、一般の私のような者の目には、滅多にお目にかかれないらしい。
それこそ、色んな匠の技や高級な材料を使っている。
そんな高級な着物は、洗いの液は、新品を使わないと、えらいことになるらしい。
天ぷら油と同じで、最初はきれいな液で高級着物を洗い、その下のランクは、2〜3回洗った液を使う。
同じ天ぷら油を何回も使うと、汚くなりますよね?
それと同じで、洗いの液は使った回数によって、買取値段が違い、それぞれを色んな業者が買う。
だから、着物の洗いでも、洗いの仕方もあるけど、洗いの液によって、洗いの値段が違う仕組みになってるのか〜
と、納得しました。
