日本三大友禅とは | 雨のち、くもりのち、時々はれ

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もうすぐ還暦^_^
辛かった過去や趣味、お出かけ、日々の感じたこと等を書いてます。

京都「西陣織会館」で、お話を伺ったのは、

京友禅振興協議会所属の「染めの太田屋」さん
70歳男性の職人さん


まずは、

「日本三大友禅」とは
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ちょっと見にくいですが、縦に見てください


1.京友禅(京都)
他の友禅との違いは、箔(金箔等、色んな色の箔がある)があり、柄の色付けをよく見ると、内側に濃い色を入れてぼかしている

金糸で縁取りされているものもある

華やか

金糸、箔があるのは、京友禅のみ



2.加賀友禅(金沢)
柄の色付けをよく見ると、外側に濃い色をつけて、ぼかしてある


3.東京友禅
 色数が少なく、シックな感じ
江戸の粋を感じる



【豆知識】
本物の友禅かどうか、見分けるには、生地の裏を見てください。
裏に染料が移っていれば、本物の染料で描かれている。


最近では、単価を下げる為、アクリル(画材)で描かれたものや、インクジェットのように、機械でプリントされたものが多いそうで、それは、裏まで染料が通ってないので、裏を見れば判る、と言われてました。


京友禅の表側

この友禅は、お話を伺った匠が描いたもの
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京友禅の裏側
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裏側も、こんな感じで、染料が染みてます。
でも、染料を使ってないのは、裏側は生地に何も移って無かったです


写メ撮ってたら、「せっかく撮って載せるんやから、ようわかるように、きれいに撮らんとあかんわ」と、何度も言われる、適当人間の私ニヤニヤタラー

そして、きれいに撮れるように、生地を持ち上げたり、シワなく広げて下さる匠おねがいキラキラ

そこにも、こだわりの職人魂をビンビン感じたキラキラ



金箔の間に挟んである和紙で、これが本当の「あぶらとり紙」

金箔を湿気から守る為
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金箔のキラキラ感が、写真では解らないのが残念です…

匠が、最後にたくさん、これを私にくれました。

箔を使い終えた後のものです。
箔も薄いけど、和紙も結構薄いです。


金を叩いて、薄〜〜〜〜くして、金箔を作るそうです
(それは、また、別の専門の職人が)



あと、たくさん頂いた、こぼれ話的な資料の内の一つ
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次回は、箔押しのお話ですキラキラ