夕食後、リビングで久々に主人と二人きりだったので、色々話しました。
最初は、
「会社に限らず、組織のトップになるには、ある程度、右から左に流せる人、あまり深く考えず、気にしない人じゃないと、壊れてしまうな」
と、私が言った事から、
主人曰く、
「右から左に流していい事と、それではあかん事がある」と。
仕事で必ずやらなければならない事は、流さないらしい。
それは、「先々の事を考えても仕方ないやろ」と同じらしい。
それから、私の心を病んで、最悪の時の話になり、
「私、あの頃おかしかった?
どんな風に、おかしかった?」
「ちょっとの事で怒ったり、特に子供らに当たってた。
なんとか、手伝えるものは、手伝わないと、と思ってた。
『もう、あかん……』と、ずっと言ってた。」
「全く覚えてないわ…
ほな、あんたは、そんな私を抱えてしんどくなかったん?」
「しんどいけど、そんな事言ってる場合ではなかった。
目を離した隙に、ふらふら〜と、電車に飛び込んだり、自殺するんちゃうか?と思ってた」
「えっ
そんなに、私ひどかった


全く記憶がない。
それだけ、鬱状態が酷かったんかな?」
「だから、一人にしたら、あかんと思って、ずっと見てた。
それに、逃げたくても、逃げたらあかん事がある。」
鬱状態がひどかった時は、体力、食欲もなく、自分が日々自分でなくなっていき、物忘れもひどく、会話も成立せず、相手の言ってる事が、頭の中で、ぐるぐるまわり、理解しようにも、思考回路が働かない。
充電できなくなった、ガラケーみたい。
ただ、仕事だけは行った。
職場は、私を必要としてくれ、仕事の間だけ、頭が空っぽになり、救われた。
ただ、体力仕事の為、マラソンで限界が来て、泣きながら走る、みたいに、泣きそうになりながら(体が辛くて)仕事してた。
まさか、主人が、そんな風に想ってくれてたなんて…

私は、涙をためながら、「パパ、ありがとう」と言った。
小さな時から、苦労してきたけど、主人のおかげで、今の、元気な私がいる。
3回も隠れ借金してたけど、だから、別れなかった。
まだ、3回目の借金の記事を書くところまでいってないですが…
と、またしても、主人の本心を知った出来事でした
