いまは気にしなくなったので忘れてしまいましたが、以前は「ムチウチ症をやったことがある首」は触るとすぐ分かりました。

それを言い当てて得意になっておりました。

確か…変なガタガタ感があるんですよね。

私自身、大学の合気道の夏合宿でムチウチ症になりました。数年後、ある整体の先生に首を触っていただいたとき即座に「昔、ムチウチやったね?」と言われました。やっぱり分かるんですね。

ムチウチ症の施術は、当院では『ムチウチ位』と呼んでいる姿勢を取っていただいて行います。ちょとしたコツ程度のことですが知ってると便利です。

こういう症例別の小技は『まえじシステム①』のレベル2にまとめるつもりです。

基本的に大事なことはレベル1にまとめて、レベル2は小技集なのでお好きな方だけどうぞ、みたいに考えております。

何年か前に気功のセミナーに行きました。


私はそういうものに参加するのは初めてで、それ以降も経験がありません。


そのときの先生はメディアにときどき登場されており、以前から興味を持っておりました。長らくの海外生活から帰国され、国内でセミナーを開催していることを知り申込みました。


その先生の流派は下丹田に気を降ろして落ち着かせるのが目的になっており、そのための方法がちょ変わっていて、それがある意味面白いパフォーマンスになるため、度々メディアに取り上げられておりました。


私もそのパフォーマンスにつられて興味を持ったわけですが、本来の意味はセミナーで知りました。


その先生から


「君はどういうわけか、気がある程度降りてるね。私の同門以外でそういう人はあまり見かけない…他にいたかな…ちょっと思い出せないな。まだ完璧ではないけどね、でもかなり降りてる。だから本当はもっと強い働きかけをしないといけないんだけど、ちょっと私はいま身体がこうだし(怪我をされていました)…。とにかく良いことだよ」


と褒められました。


私は気とか気功という言葉はなんとなくあまり好きではないので『エネルギー』と呼んでいますが、自分のエネルギーの状態はいつも割と意識しています。


当院が当日予約不可にしている理由の1つがこのエネルギーに関わっております。


夜の時点で明日のスケジュールに合わせてエネルギー配分をほぼ決めてしまうので、当日急にやりくり出来ないのです。


接骨院で働いていた頃、スタッフに滅茶苦茶ダメ出しをするオバサン客がおりました。


ヘタクソ、センスないね、クニに帰りな…等、もうみんなボロカスに言われてました。


しかし私は激賞されました。


「私はね、立っている姿を見たら出来るか出来ないかだいたい分かる。動いているのを見たら100%分かる。ここに最初に来たときにあんたを見てね、『あ、いる。久しぶりに見つけた』と思った。動いているのをみてもう間違いないと思ったし、その通りだった」


「出来る人はね、身体の動かし方が他の人とはちょっと違う。で、出来る人同士はおんなじ動かし方をする。だからそういう技術があるんだよね。私は出来ないけどそれは見抜いている。そういうのは運動神経がいいとか力が強いとか、そういう話じゃない。何か特殊な技術なんだ。まえじさん、あんた何かやってるだろ?そういう技術は自然には身につかない。何か特殊な練習をしてるはずなんだ。そうだろ?」


と言われました。まぁ、YESです。立禅を中心に自分なりに日々いろいろとやっておりました。


これが20代半ば〜28歳ぐらいの頃だったかなと思います。


それからもずっと研究は続けており、つい先日ようやく立禅のときの股関節の意識のしかたに気がつき、ちょっと喜んだりしております。少し前には首の意識が変わり、これも嬉しかったです。


こういうものを簡易にまとめて、「あ、なるほどね」と学んでいただけるようなものを作りたいな、と思っております。

身体操法については、かなり長い研究歴があります。


私が小学生の頃はジャッキーチェンやリーリンチェイのカンフー映画が大人気でした。


それ系の映画がテレビ放映された翌日は、学校の教室は修練場と化していました。


私はやや遠くから通っていたために到着が遅いので、すでに同級生逹は先に修業に入っているわけですが、その光景に私はいつも違和感を覚えました。


要するにみんな筋トレしてるわけです。簡単に言うと。まぁ、確かに映画でも主人公はガンガン筋トレしてましたから、それは間違っていないのですが。


ただ私は、例えばすごい高さの飛び蹴りというのは筋トレで鍛えた筋力でオリャ!っと力尽くでやるものではなく、高く飛ぶための技術、秘密、コツがあり、修業とはそれを身につけるものなのでは?みたいな発想の子供でした。


そういう発想のまま、高校生のときに空手に入門しました。空手の稽古は要するに筋トレとサンドバッグとスパーリングをやるのがメインですが、私は敢えて基本稽古を研究しました。


昔から伝わっている稽古法には、きっと何か秘密が    隠されているはずだ、と思っていたからです。


立禅、いわゆる気功を始めたのは17歳のときでした。きっと何かある、と思いました。


その後、合気道、中国拳法などもやってみました。


自分のやっている研究を『達人の分析学』と勝手に名付けて悦に入っておりましたが、ちょうどその頃黒田鉄山、甲野善紀、高岡英夫などの各先生が活躍し始めまして「おぉ、自分が考えていたことをもっと専門的にやっている人達がいる!」と夢中になりました。


細々とそういう研究をしていますと、だんだんと体感が変わって来るのを自覚するようになりました。そして動作自体も何か少し変わってくるのも感じました。立ち方、歩き方、そういう基礎的な動作が少しずつ変わって行きました。

まえじシステムは3本柱で構成する予定です。

それぞれ


①受け手側の姿勢の取らせ方と各姿勢での施術法

②術者側の身体操法(運動神経の良さや筋力とは別の『技術としての身体の使い方』)

③施術を背後で支えるエネルギー論(気功など)


となります。


なるべく簡潔にまとめて、私が60歳になったら公開して行こう…と現状考えております。いまのところ60歳で現役引退のつもりでおりますので、それまでは企業秘密なので非公開。でも引退したらもういいかな、と。


おそらく①だけ学んでいただければ十分です。これは鍼灸師はもちろん手技療法者の方でもそのまま使える内容ですし、特に難しい技術は求められません。知ってるか知らないか、だけの話ですし知ればその日から使えます。


ちょっとカッコをつけて大袈裟に言いますと、療術業界に新しい常識が生まれる、施術の属人化の時代は終わる、それぐらいの内容だと勝手に思っています。


②③は、そういうものが好きな人だけが学べば良いかな、と思います。個人的には②が一番好きなテーマですがマニアック過ぎるかなとも思います。


現在52歳ですので、ザッとあと8年。

①は問題なく組み上げられると思います。②③をどこまでまとめられるか、公開するに足るだけの内容に出来るか、ここはまだ未知数です。ダメなら①だけでも良いと思っています。


あと公開方法ですね。これはもう、まったく知識も技術もありません。ですからあと8年の間にそちらの方も考えないといけません。


果たして実際に公開まで漕ぎ着けるかは分かりません。ただ30年以上籠った施術室を出て、発信と実地セミナーなどを行う…というセカンドキャリアはなかなか魅力的に感じております。