当院は開設当初から
『ゆるやかな会員制』
を敷いております。
別に特別な審査があるわけではないのですが
初回のお問い合わせは「電話で」を基本にし
その電話で簡単に問診をいたします。
そこでまず「当院での施術が適応でない」
と感じた方には、適応するであろう施設への
連絡をおすすめします。
「病院に(整形外科、内科)すぐ行くべきです!」や
或いは、「それなら接骨院の方がいいですよ」と。
このときには症状ももちろんですが、その方のニーズの
ようなものも探るようにしております。
その方のニーズと当院が提供するサービスが合致するのか否か?
これを考慮いたします。
そして症状とニーズに合わせて最適と思われるところを
おすすめします。
書いてみると大袈裟ですが、話せばだいたいパッと
分かります。
ですので、せっかくの予約希望者をあっさりお断り
することもありますし、すんなり予約受付に話が
進むこともあります。
ごくごく簡単に言いますと、電話で話してみて
私とコミュニケーションがすんなり取れる方は
基本的に『受け入れ』、そうでない方は基本的に
『お断り』という方向で応対いたします。
当然ですが症状がどうしても適応でない場合、
例えば明らかに骨折している、感染症に罹っている…
等の場合はコミュニケーション云々ではなく、しかるべき施設を
おすすめします。
実はこの『コミュニケーションフィルター』はかなり
有用で、自然と当院は「だいたい同じような常識感」の方が
利用する施設となり、それは利用者さん達にとってとても
快適なことになります。
「予約制だから他の患者さんに会うことって滅多にないけど、
たまにそういうことがあっても、『なに、あの人??』みたい
な変な人に出くわさないのがここの良いところ」
という様なことは、埼玉時代から特に女性の利用者様からは
折にふれて言われております。
当院はこの厳重ではないけどノーチェックでもない受付方法を
『ゆるやかな会員制』と呼んで、ずっと続けております。
そして20年前の時点ですでに
『今後はあらゆる業種、あらゆる施設が「ゆるやかな会員制」に
なって行く。もはや自由に不特定多数が出入りし利用する場所は
安全性や衛生面が担保できなくなる』
と提唱しておりました。
最近の回転寿司を中心にした飲食店での迷惑行為をみて
その想いは更に強くなっております。