緊縛のよさのひとつに、「いろいろな縛りをすることができる」ということがあります。通常縛るときは、複数の縄を使うので、縛り方の目的に応じて、縄を増やしていけるわけです。

 

 基本の縛り型は後手縛りです。縄はここでは2本使います。一番シンプルな縛りですが、拘束という意味でも、女性らしさを強調させる意味でも、とても大切な縛りだと思います。だから縛るときは決しておろそかにはできないですね。

 

 緊縛画像で腕が体の前に出ているものを見ますが、自由を奪う、拘束という目的の縛りなら、やはり後ろ手の方がいいと思います。後ろ手であることで、逃れられない気持ちが強くなります。女性らしさを強調するという意味ですが、腕を後ろに回して、手を少し持ち上げると、胸が張り出す感じになります。そしてその体勢で胸の上下に平行に縄を巻くと、乳房が突き出るように強調されます。だから胸が多少小さくても、後手縛りをすると見栄えのよい姿になります。

 

 そして、後手縛りはから縄を加えていき、いろいろな縛りや責めをすることができるのです。後手縛りはシンプルですが、とてもいい縛りだと思います。