M男さん&彼女と会う当日になりました。私は約束の時刻より10分ほど早く待ち合わせ場所に到着しました。ひょっとしたら緊縛できるかもという期待を込めて、縄を持参することにしました。

 

 彼らはまだ来ていないだろうか。私が周りを見渡すと、私が止めた駐車場の向かい側の列に、軽自動車が止まっており、そこに男性が乗っていました。実はその男性がM男さんだったのですが、私が知っている彼と違うような気がしたので、まだ来ていないのだなと判断し、そのまま待つことにしました。

 

 すると、数分後、その車から男性が降り、私のところに向かってきました。

 

 「あっ、彼だ」

 

 と私は思いました。先日頂いた写真の男性の彼だったからです。失礼ながら数年前私が縛ったときの彼とはまるで見た目の印象が違うので、写真を送っていただかなかったらわからないところでした。当時の彼は、眼鏡はかけておらず、また髪型も違っていましたので。

 

 私は、ホテルに行くことになったなら、彼の車で行った方がよいだろうと考え、私が彼の車に乗ることを提案しました。彼は、助手席に乗っている彼女に話をして、同意を得て、私を車に招きました。

 

 確かによく見ると助手席に金髪の女性が乗っています。この女性が乗っていることに気付いていれば、私からアクションを取ったのに。でもまあ、それは数分のタイムロスにすぎません。

 

 晴れて私は、M男さんの紹介する彼女と対面を果たしたのです。