来る気配がなく、どうしたのだろうと思っていたら、またまた彼女からメールがきました。
「ちょうど知り合いの親子がいたので少々お待ちくださいね」
なるほど。そういうことだったのか。それなら私は車で待っていたほうがいいかな。そう思った私は、店を出て、その旨を伝えようとメールを打ち始めました。
すると、それが終わらないうちに、彼女が店から出て私のところにやってきました。彼女も私が送った写真で、私だと判断して近づいてきたのです。
「こんにちは。はじめまして。愛縄です」
そう挨拶をして、彼女との対面を果たしました。
彼女は、写真で見た女性よりも、少し落ち着いた雰囲気の女性のように感じましたが、それと同時に派手で色気の感じられる若奥さんといった印象を受けました。