彼女に通話を提案しても「恥ずかしいです」というだけで、なかなか前向きになりませんでした。でも、ある時、「カラオケしたときの録音でいいなら」と言ってきて、声を聞かせてくれました。残念ながら曲のメロディーが大きくてあまりよく分かりませんでした(汗)

 

 でも、それで少し彼女の気持ちも楽になったのか、後日ようやく通話をするチャンスが訪れました。私は入院中で、部屋は4人部屋だったので、そこで話をするわけにいきません。病院の最上階に行き、そこで見つけた会議室に入り、彼女と通話をしました。

 

 彼女はとても緊張していたと思いますが、声はそんな感じもせず、はっきりとした声でした。彼女も少し気持ちが楽になったのではと感じました。

 

 彼女の安心感も膨らんだようで、緊縛されたい気持ちがより強くなったのは収穫でした。