こんばんは。
設計士らしいブログの少ない設計士。
一週間ぶりになりましたあせる

前回のお話の続き。
土地のチラシにも必ずある建ぺい率、容積率を
実際に計算してみましょう。

まず基本は敷地面積です。
計算しやすいように100平米として、
■建ぺい率:50%だと、
100×50%で50平米まで建てられます。
これが建築面積といわれるもの。
真上の空から見た家の外形。
通常、一階の床面積。と考えると
わかりやすいかもしれません。
一階より二階がでっぱっていると、
そこも入ります。

photo:01



■容積率が100%だと、
100平米まで全部の床面積を足した数字がオッケーになります。

単純に計算して考えるとこうなります。
photo:02



木造の住宅は、
畳の大きさが基本です。
なので畳二枚分の⒈82m×⒈82mの
一坪を基本単位で考えています。
これは木造の住宅で使う様々な材料が
この寸法を基本にしていいるので
何だかんだで基本になるんですね…。

それで、1坪は⒊3124平米ですので、
50平米だと、だいたい15坪の一階になります。

15坪?
畳30枚分の大きさです。
この広さ、
だいたいLDK14畳、
和室6畳に押入れひとつ。
お風呂、洗面脱衣所それぞれ1坪、
トイレ、玄関、階段、廊下…
これで結構埋まります。
敷地の形が良いと、リビングがあと二畳くらい広く取れます。

なんとなく広さつかめましたでしょうか?

ひとつ、注意点は、
単純に建ぺい率50%でめいいっぱいたてたとして、
庭がちょうど半分、広くは取れないこと。
photo:03



家を建てる時には、
家の周りに大工さんの作業スペースが必要です。
民法でも、あけるべし。となってますし、
地域によっては1m以上あける必要もあります。
逆に、お互い様とあけてないところもありますが、
のちのちを考えると、あけてある方が良いですよ。

次回は敷地を見ながら、
いよいよ間取りの検討に入りますビックリマーク