ガザは子どもの墓場 ~血腥いアメリカ政策の結果~ | きなこのブログ

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ガザでの戦争の最初の結果
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-322839.html

今年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃は、テルアビブ指導部を呆然とさせ、混乱の感覚は二つの空母群と大量兵器を東地中海に慌てて送ったアメリカ人にも伝わった。

 

 


他の多くの国々同様、ロシアはイスラエルでの民間人殺害を非難し、同時に、モスクワは、ガザでイスラエル軍が解き放った大虐殺にも反対した。

ハマスの攻撃はイスラエルの安全保障感覚を損ない、イスラエル諜報機関と治安機関に屈辱を与えたとアメリカの雑誌「フォーリン・アフェアーズ」が指摘した。

 

 

パレスチナ人の故郷分断を維持するため、パレスチナ自治政府に反対するハマスの扇動にイスラエルのネタニヤフ首相は長年取り組んできた。

 

 

パレスチナ人とイスラエルが和平を締結する前提条件なしでのユダヤ人国家との関係正常化こそ、彼らにとって有益だとアラブ政権も彼は説得しようとしていた。

2023年10月から11月にかけてのガザ戦争は、アメリカ中東政策最大の失敗だ。

10月7日の出来事、すなわちハマスによるイスラエル攻撃直前に、今ほど中東が平穏な時はないサリバン大統領補佐官が主張したことは良く知られている。

 


イスラエルの行動をバイデン政権が一方的に支持したことは、アメリカ内外で非難を浴びている。

 

10月27日に120カ国が賛成した国連総会決議や、11月11日にリヤドで開催されたOICとLAS会合宣言は最も雄弁な例だ。

 

イスラエルに武器を供給せぬようサウジアラビア皇太子さえ呼びかけた。

 

多くの公的機関やヨーロッパ、アフリカ、中南米の著名人がガザへの野蛮な爆撃を大量虐殺と見なした。

https://archive.is/v02i6

 

国連事務総長はガザを子どもの墓場と呼んだ。

 

世界の広範な抗議行動の影響下、バイデン政権はネタニヤフに圧力をかけ、ガザでの敵対行為を4日間停止し、ハマスが拘束していた50人の人質を150人のパレスチナ人捕虜と交換することで合意に達した。

一部のアメリカ新聞によると、バイデンの一方的な姿勢がもたらす結果は、政権にとって致命的となりかねない。

 

若い有権者やアラブ系アメリカ人やイスラム教徒は、来年11月の選挙でバイデンに投票しない可能性がある。

実際、ガザでの戦争の全過程は、アメリカ合州国が、常に二重基準自国権益によってのみ動いていることを示している。

 

 

 

 

 

 

 

これは欧米諸国とグローバル・サウスの乖離を一層大きくしている。

 

BRICSの立場は著しく強化されており、彼らの行動方針は、事実上、発展途上諸国の関心を反映している。

もはや欧米諸国が調停者、公平な政治家、裁判官の役割を演じるのをグローバル・サウスの国々は許すべきではないとエジプトの「アル・アハラム」紙は指摘した。

パレスチナ問題は、再び国際社会の中心課題の一つとなっている。

 

更に、ガザの悲劇は、まず第一に、パレスチナ問題を背景に押しやったアメリカ政策の結果で、このような血なまぐさい結果をもたらしたのは唯一彼らの調停だったという説を今や多数派は共有している。

世界中でワシントンが影響力を失いつつあるのをニューヨーク・タイムズでさえ認識しており、ウクライナ占領と民間インフラ攻撃に関し、ロシアに反対するよう欧米以外の国々に懇願している。

 

パレスチナの土地を占領し、ガザ地区への水、食料、電気を遮断するイスラエルにアメリカ合州国が歩調を合わせているのは率直に言って不謹慎に思える。

現在、イスラエル国内では、軍事手段によって安全を確保するのは不可能だという声が益々大きくなっている。

 

軍事的な進展を止めることはできず、ひどい苦しみを味わったパレスチナ人は、将来、彼らの近縁者たちに復讐しようとするだろうというのだ。

 

したがって、二国家共存に関する国際的決定に立ち返る必要がある。

パレスチナ人をガザから追放するか、飛び地に原子爆弾を投下する必要があると信じている多くの過激派勢力がイスラエルにいる。

 

ガザに対しても、レバノンに対しても、イスラエルは同じことができるという意見がある。

教皇フランシスコでさえハマスとイスラエル双方のテロについて語っているのは注目に値する。

10月7日、1,200人のイスラエル人が殺害され、これまでに14,000人以上のガザ市民(大半が女性と子供)殺害された。

 

そして、この数値は負傷者数を含んでいない。

4日間の停戦後、軍事作戦は少なくとも更に二カ月は続くだろうとイスラエルの一部の人々は言い、停戦が敵対行為の恒久的停止に変わるのをパレスチナ人は夢見ている。

今年10月から11月にかけて中東で起きた悲劇的な出来事は、この地域に新たな状況をもたらした。

 

パレスチナ人とイスラエル人双方の新たな犠牲者をこれ以上許してはならないという声が世界各地で上がっている

客観的に見て、二国家に基づく政治的解決という考えを推進するには前提条件がある。

 

もちろん、この目標を実現するには困難で時間のかかる方法が依然ある。

 

しかし益々多くの政治家が、この問題に関する接触をできるだけ早く開始することに賛成している。

 

同時に、BRICS諸国と地域大国両方がこの和解の仲介者となるべきことが強調されている。

 

 

 

毎年10月末、わが国のこの傑出した指導者・政治家に捧げるプリマコフ講座がモスクワで開催される。

 

アメリカ政府高官の一人との会話の中で、イスラエルの安全はパレスチナ問題の公正な解決によって保証されるとエフゲニー・マクシモヴィッチ・プリマコフが言ったのを私は良く覚えている。


 

帝国の堕落で衝撃を受けるのを決してやめてはいけない
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-98b492.html

皆様が支配者の行動にいまだ衝撃を受けて動揺しておられるなら実に健全な兆候だ。

 

それは連中がまだあなたを手に入れていないことを意味する。

戦闘の一時停止で、ジャーナリストがガザに入り、イスラエルの犯罪世界に曝露するのを可能にしてしまうのではないかとバイデン政権が懸念しているという私の記事を友人がシェアしてくれた。

そういったことに驚かされる能力を意識的に養っていると私は彼に伝えた。

 

世界最強力な連中が、普通の人間にとって世界を酷い場所にするために常に新しい革新的方法を見つけ出すのを見て驚くのをやめたら、あなたの中でそれが何らかの形で当たり前化されていることを意味する。

 

連中が世界に与える他の全ての恐ろしい悪に加えて、あなたの人間性の重要な部分まで盗むのに連中が成功したことを意味する。

帝国の残忍さに、もはや衝撃を受けないのは、低体温症の末期に落ち込んで、体が震えなくなった時や、飢餓の後期段階で空腹感が消えた時など、何か不健康なことが起きているという直感に対する兆候だ。

 

これは拒否すべき状態を、体が無理やり拒否するのではなく、あきらめてエネルギーを節約しようとする方向に移行していることを示している。

毎日ひがな一日、帝国機械の最も醜い部分を私は見つめているが、それが私を鈍感にすることは拒否している。

 

怪物どもは世界から実に多くのものを奪ったが、彼らがそれも奪うのを私は拒否する。

 

あんなふうに人間性を奪われるのは嫌だ。

健全な世界とはどのようなものか、正気とはどのようなものか、物事はどうあるべきか私は知っている、そして、この文明の病が明らかになった時、自然に不快に感じる炎を自分の中に灯し続けるのは神聖な義務だと私は考えている。

これを当然のこととして受け入れるのを私は拒否する。

 

私は帝国の虐待によって新たな怪物が現れるたび、この世に疲れ深い溜息をつくことしかできない硬化しうんざりした人間の抜け殻に変えられるのを私は拒否する。

 

今も白熱した怒りが湧き上がる。

 

今も目に白く熱い涙が浮かんでくる。

彼らにそれを奪わせるわけには行かない。

 

心をかたくなにし、目を見えなくさせるわけにはいかない。

 

我々は正気で健全な世界のために、我々自身のためではないにせよ、我々の子供たちのために、そして我々が決して会うことのない未来の世代のために、炎を燃やし続けなければならない。

あなたが、まだ支配者の行動に衝撃を受け、動揺しているなら、非常に健全な兆候だ。

 

それは連中がまだあなたを手に入れていないことを意味する。

 

それは連中があなたの炎を消すのに成功していないことを意味する。

何としても感受性を守らなければならない。

 

我々は狂気を本能的に拒絶し続けなければならない、なぜならそれが我々を故郷と呼んでいるからだ。

 

それこそが我々を健康な世界へと導いているのだ。

 

それこそが、我々がそこへ向かって戦うとき、一度に一つの小さな、ほとんど取るに足らない勝利を導くのだ。

もし彼らが今日、まだあなたの炎を消し去っていないなら、それは人類にとってまた一つ小さな勝利だ。

 

健康への小さな一歩だ。

 

 

 

 

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