アメリカ国内での選挙に対する信頼性は揺らいでいる | きなこのブログ

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そもそも選挙の結果をゆがめようと画策するのはアメリカ民主党の体質ではないのか:2016年の民主党全国委員会ヒラリー贔屓問題を思い起こす
http://suinikki.blog.jp/archives/83346577.html

2020年米大統領選挙の最終結果はまだ出ていない。

 

開票のスピードに問題がある(日本のようにシンプルではない)。

 

開票作業に対して、賛成、反対、様々な声があり、抗議活動が行われている。

 

アメリカ国内での選挙に対する信頼性は揺らいでいる。

 

選挙結果の信頼性が損なわれると、選挙で当選した大統領なり議員なりの正統性も損なわれ、更には民主政治体制(デモクラシー、democracy)の正統性も損なわれることになる。

このような選挙に対する不信感を醸成したことの責任は、アメリカ民主党にある。

 

2016年のアメリカ大統領選挙民主党予備選挙のことを思い出して欲しい。

 

この時は、ヒラリー・クリントン元国務長官(バラク・オバマ政権)・元連邦上院議員(ニューヨーク州選出、民主党)が本命候補であったが、そこに対抗馬としてバーニー・サンダース連邦上院議員(ヴァーモント州選出、無所属)が急浮上してきた。

 

サンダースの人気の広がりに危機感を覚えた民主党全国委員会のデビー・ワッサーマン・シュルツ連邦上院議員(フロリダ州選出、民主党)と委員会のスタッフたちは、Eメールを通じて、サンダース陣営をこき下ろしながら、ヒラリー勝利のための方策を練っていた

 

しかし、Eメールがリークされたことで、そのことが満天下にばらされてしまった。


ワッサーマン=シュルツ(左)とヒラリー


ワッサーマン=シュルツは民主党全国委員会院長を辞任ということになった。

 

そして、次に暫定委員長になったドナ・ブラジルもCNNから候補者討論会で出される質問を事前に受け取り、ヒラリー陣営に渡していたことが明らかになった。

 

 

こうしたことは、このブログでも以下のようにお知らせしてきた。

・「上品な、理想主義的な外見とは裏腹な悪口大会がばれたウィキリークスのEメール公表」(2016年11月7日)↓
※ http://suinikki.blog.jp/archives/66923132.html
 

・「民主党全国委員会委員長が二代続けてヒラリーびいきで不祥事を起こす」(2016年11月2日)↓
※ http://suinikki.blog.jp/archives/66867483.html
 

・「ウィキリークスが民主党全国委員会スタッフ殺人事件の情報提供者に20000ドルを提供」(2016年8月11日)↓
※ http://suinikki.blog.jp/archives/64843441.html
 

デビー・ワッサーマン=シュルツは2020年の選挙でも連邦下院議員に当選している。

 

民主党に対する信頼を棄損した人物がいまだにアメリカ連邦議会でアメリカ政治における最重要な決定に関わっている。

 

これは許しがたいことだが、民主党はそんなことを屁とも感じていないようだ。

 

そんなことよりも、ヒラリーに尽くしつくすことこそが最重要の価値なのだ。

これで散々被害を被ったバーニー・サンダース連邦上院議員やアレクサンドリア・オカシオ=コルテス連邦下院議員(2016年の大統領選挙ではサンダース陣営でスタッフをしていた)率いる進歩主義派も腑抜けで腰抜けたちばかりだ。

 

このような民主党の腐れ切った状況に目をつぶり大きなアクションを起こさない。

 

それどころか、協力している。

 

議員になってしまえばそれで終わりか、自分だけが良ければそれでよいのか、という悲しい気持ちになる。

ワッサーマン=シュルツに抗議しながら、「自分はサンダースを応援するので」と民主党全国委員会副委員長を辞任したトゥルシー・ギャバ―ド連邦下院議員(2020年の選挙には立候補しなかったので今期限り)は筋を通した素晴らしい人だった。

 

ギャバ―ドの民主党内部での嫌われっぷりも酷かった。

 

AOCも彼女を目の敵にしていた節がある。

このような選挙の正統性や神聖さに対する無視をアメリカ民主党は示した。

 

この年のアメリカ大統領選挙がどのような結果になったかは誰もが知っている通りだ。

 

ヒラリー・クリントンは敗北し、ドナルド・トランプが勝利した。

 

選挙に対する信頼に関して言えば、民主党に言えることは、「あなたたちが火をつけたことでしょう(You have set the fire)」ということだ。

(終わり)


 

バイデンはファシスト陣営の候補
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202011100001/

今回のアメリカ大統領選挙では終盤、ドナルド・トランプ大統領の発信する情報が検閲に引っかかっていた。

 

検閲していたのは有力メディアやインターネット上の巨大な私的企業。

 

COVID-19(コロナウイルス感染症-2019)に関する情報もロックダウン政策にとって好ましくない情報は規制されていた。

世界の収容所化を進めている人びとにとって都合の悪い情報だけでなく、アメリカ大統領の発言が強大な私的権力によって封じ込められたのである。

 

本ブログでは繰り返し書いてきたが、フランクリン・ルーズベルトは1938年、強大な私的権力が政府を凌駕する力を持つ状態をファシズムと定義している。

 

私的権力が民主的国家そのものより強大になることを人びとが許すなら民主主義は危機に陥ると警鐘を鳴らしたのだ。

トランプに問題があることは事実だが、アメリカ大統領であることは間違いなく、自身の言動でアメリカの実態を明らかにしたとも言える。

 

そのトランプ、そしてCOVID-19を悪霊として描くことで政府や国際機関を上回る力を示している私的権力が存在する。

 

その私的権力に担がれている人物がジョー・バイデンだ。

 

バイデンはファシスト陣営にいるとも言える。



やはり不正選挙が行われている米大統領選 3

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