銀レンのレンの字がパソコンで見つからないので、カタカナにしたのだが、今中国人が使うギンレンカードなるものが日本で大活躍なのだそうだ。別名日本で「もうかりカード」と呼ばれるこのカードは中国からくる旅行者の必携カードだ。

中国と言えば「現金取り引き」が常識で、カードなんて想像もつかないのだが、新興成金族の間では大流行りなんだそうだ。中国から海外へ持ち出せる現金が55万円と制限があるため、海外での買いものに支障をきたす。

通常、クレジットカードは利用限度額があってゴールドガードで毎月100万円だ。長期の旅行などの時には、カード会社に電話して予め限度額をあげてから出かけるか、数枚のクレジットカードを用意して海外に出るのが日本人なのだが、一方、銀レンカードは、銀行口座の預金高だけカードでお買い物が出来るのだ。

新宿タカシマヤで300万円の鰐のバッグをお買い上げをした中国人がいたそうだが、デパートにとっては今や外国人それも中国人のお客様は上客なのだ。中国人の平均買い物額が6万円で、日本人のそれの数倍だそうだ。そこで、日本国内で、この「もうかりカード」が使える様にしようという動きが活発なんだそうだ。

日本では観光庁を1日から立ち上げ、観光立国を目指すと宣言したのだが、外国人旅行者に人気のツアーが結構ある。例えば、TOYOTAの工場見学ツアー、昼食付きで8900円、相撲部屋の朝稽古を観た後、親方とちゃんこ鍋を食べるツアーなんていうのも人気なんだそうだ。築地のまぐろせり見学ツアーも人気とか聞いたことがある。

もしも時間があれば、日本人だって行ってみたい魅力のあるツアーだと思う。お相撲には興味は余り無いけど、お相撲さんが作る本物のちゃんこ鍋は食べてみたい。日本人にとっては当たり前のことも外国人の目からみた日本文化は、まだまだ魅力のあるものなのだろう。

各県で工夫をこらして、外国人を呼び込める魅力のあるイベントを行えば、地方経済も活発、再生するはずだ。