昨夜、Don Pasqualeの初日が終わりました。

メンバー全員がイタリア人なだけあり、単純に、字幕なしでもストーリーがわかる。これって凄いことで、外国人キャストならなかなか難しいのよね。。特にブッファだからね。

これは今の私にとっては、ひとつの大事な課題。

基本の型をつくり、そこに意味のある動きを要所要所のみ使うこと。大袈裟なことはせず、最小限で最大の効果を。すべては歌をきちんと歌うために。

もちろん、すべてのシーン、どのように展開し、感情がどう変わるか、どこで緩急を入れるか
、どこにスパイスを入れ、どこで、、、、


それは、ある有名な大学の大学院のオペラコース出身の私は、胃が痛くなるほど、考えて考えて、向き合った思い出したくないくらいキツイ経験がある。

その経験が、私のその後のオペラへの向き合い方のひとつの指針となっている。

その大学院時代、約1年かけて、ひとつのオペラに向き合った。お陰で、舞台の上では、一瞬たりとも迷いのない、自分なりの完全な役として、そこに存在できた。それって、その後のオペラ公演ではなかなか再実現できていない。


もちろん声は断然成長しているが、今はやっぱり段違いに稽古数が少ないですからね。

それに対応するように、自分も頭をひねっております。



さーて、今夜は私の番。


Teatro Garibaldi di Lucera(FG)
2018/02/07 ore 21:00


Don Pasquale (3 atti)
 《cast》
Don Pasquale Michele Giorgio
Malatesta Pietro Lisi
Ernesto Nicola D. Cuocci
Notaio Fernando Napolitano
Maggiordomo Fabio Maggio

Orchestra Giuseppe Stoppiello
Regia Nazario Vasciarelli
Costumista Emanuela Salvatore