仲良しの友人だが、たまにカチンとくることがある。


彼女はコロナでリタイヤして今は自由な生活だ。お金に困ることもなく、日本に本帰国でマンションも2箇所買った。全て計画通りの人生で、やりたいことは山ほどあるそうで、リタイアして本当によかったと言っている。


それはそれでいいのですが、まだ働いている人に対して、もうやめて若い人に任せるべきだとか、まだ働かなければならないなんて自分が遊んでいたからだとか言わないで欲しい。まるで働く人を責めるような言い方にカチンとくる。


お金があって楽しく過ごせるならそれは良いかもしれないが、なかなか彼女のような生活ができない人も多いし、仕事が好きな人もいる。彼女は「自分は仕事なんかしたくなかった、仕事が好きなんて信じられない」と言うけれど他の人までバカにするような言い方をしないで欲しい。彼女は常識人であると思うのだが、こういうところは同意できない。


私も仕事は大変だと思うことも多々あるが楽しいとも思う。お金をもらって社会勉強をしている。


彼女の口から勝ち組という言葉が出た。私は勝ち負けで人生を分けたくはない。彼女にとって自分は勝ち組かもしれないが、それがどんな意味があるのか?

そこに奢りはないのか?彼女の目から見たら私は負け組かもしれないが、要は満足していれば良いのでは?


実際年金で暮らせず働いているシニアのニュースも見る。それは自分が怠けたせいだというのか?彼女が成功したのは全部自分の計画が完璧だったからというのか?彼女は神様は信じないという。自分には神はいらないという。私には彼女が嫌な奢った人間にしか見えなかった。


その彼女がしたいのはボランティアだそうだ。自分の英語力をいかして人助けがしたいという。もちろん余った時間のご奉仕。やってあげるということだ。


彼女は私の大好きな友人だが、こういうところがなんか違うなぁと思う。

でも人間完璧な人はいないんだなとちょっとホッとします。考え方は違うけど、楽しい友人です。