高校生時代は、母が入退院を繰り返して、一度入院すると1か月は帰ってこない。

 

父とは別居していたため、その間はひとり暮らしだった。

 

洗濯やら食事も自分で作っていた。

 

学校に持って行く弁当などは前から自分で作っているので問題ないが、問題は生活費だ。


 

母が入院していた病院まで、自転車で6キロくらい漕いで、

 

食費をもらいに行っていた。

 

お金がなくて?一度に沢山はもらえないので、これしかないと千円しかもらえない日もあった。

 

なので、ちょくちょく行かなければいけない。

 

 

兄弟は中学から行かず、仲間に紹介してもらったとび職をしていた。

 

たまに兄弟が帰ってくるので、兄弟の分の弁当をつくって何百円かもらっていた。

 

周りの友達は当たり前に弁当や帰ればご飯があってうらやましかった。

 

 

生活費の心配をしている子は私くらいかと思っていた。

 

 

知り合いがいない高校を選んだので、学校まで遠かった。

 

通学するだけで疲れるし、無気力な高校生だったため部活はしていなかった。

 

とりあえず早く大人になりたかった。