前回の続き。
私は小学生の頃から自分の匂いが気になった。
特に、体臭と口臭。
自分の口から常に口臭がすると思っていた。
友達と顔を近づけて話さないといけないときはずっと自分の匂いが気になった。
匂いを悟られないように、口を大きく開けてしゃべることができなかった。
逆に給食時間のマスクの時間はホッとした。
そう思う理由はいくつかある。
今思えば、家庭のストレスで小学生ながら胃痛が多く、苦い胃酸が上がってくることがあり、その匂いを感じていたと思う。
あと、住んでいたボロ家はまず部屋が湿気臭い、水道は井戸水で、水が変な色になることがあり水が悪かったのか、洗濯物が生乾きの変なにおいがすることがあった。
実際に、友達に服が変なにおいがすると言われたことがありショックだった。
あとお風呂も一日おきしか入らせてもらえない家庭で。
小さい頃は気にならなかったが、小学生になると気になった。
この症状は実家を出てからも続いた。
念入りに歯磨き、舌磨きも口臭予防に良いと聞いてから磨いた。
社会人になってもなにかを食べたらすぐに歯磨き。
それ以外の時間で匂いを感じるときはブレスケアを食べたり、
スプレータイプのケア用品を使ったり、
小さなマウスウオッシュをポケットに入れて持ち歩いていて、
トイレに立った時についでにうがいも欠かさなかった。
なんで、こんなに磨いてるのに口臭がするんだろうと調べたら、
当時では珍しい口臭外来が意外と近所にあるのを見つけた。
自由診療で2万円はした気がする。
勇気を出して予約してみた。
2日間に分けて検査をした。前日夜から歯磨きはして来ない様に言われた。
私が吐いた息が入った袋を先生が嗅いだり。匂いの数値をはかったり。
唾液の量や口の中の状態など調べた。
結果は通常のレベルで、匂いはしないという。
誰でも寝起きとかは多少あると思うが、普通の範囲だという。
なにか出ると思ったので、びっくりとともに安心した。
その結果が自信になって、そこからは食後に歯磨きさえすれば気にならない様になった。