そろそろ田植えが始まります。
土色の水田に水が入り、「あ~~、そろそろカエルが鳴き出すなぁ~~」という光景から
黄緑色の苗が植えられ色どりが豊かになります。
・・・・ん???早い、、、、?
あ・・・・私の住みます「安城市」はかつて『日本のデンマーク』と言われ
小学校の社会科の教科書にも出てきた農業の盛んな地区で、
多くの農業指導機関が移転・設置され、農業の多角化・共同化が実施されたことからも
そのように言われておりますが、明治用水が完成したお陰で水が豊富になり、、、
現在では二毛作しています。
しかし現在は、、、、田畑は少なくなってきました。けれど
広がる田園風景は見事なものです。小麦畑など、、、凄いですね~!
名物の冷麦になるんだと思われます・・・。
さて、、、
この若苗色、源氏物語の中にも登場します。
大変歴史のある「色名」のようです。
考えてみれば
稲作が始まった時代からあったとすれば古い訳ですよね、
田植えが済んで田んぼ一面に稲の苗が広がっているのを
『苗色』
それよりもやや黄味がかった薄い緑を『若苗色』といいます。→■⇔■
グリーン系の色名は多いのですが、本来の色より明るく薄くなった色には
「若」という修飾語が付きます。
と、覚えておくと良いですね('-^*)/
それはだいたい「春の新芽」の事なので
平安時代の襲色目では春の色、
のはずですが、「若苗色」だけは夏の色でした。
当時の初夏、現在の晩春の色という事でしょうね、きっと。
時代とともに気候の変化(地球温暖化とか)がありそれらも変わったのかもしれません、
とは私の勝手な見解です・・・・m(u_u)m