昨日は、

病院に入院中の

ばあちゃんが入所してた施設の

片付けに行ってきた。

 

といっても、

母が父とほとんど終わらせていたので、

私はそこに来てた

母に会いに行ったようなものだ(笑)

 

ここの施設は大分でも屈指の老人ホームで

名前を出せば

「あー、あそこは良いらしいもんねぇ。。」と

言われるようなとこ。

 

もちろん温泉だし、

施設は全個室。

綺麗で、広くてスタッフの質が良い。

 

数年前に住み慣れた福岡を

両親が離れると同時に

一人暮らしのばあちゃんも

無理に大分に連れてきた。

 

じいちゃんとの思い出がたくさん詰まった

小さなアパートを離れるのを

とても嫌がったばあちゃんも、

ご飯もお風呂も、

室温も言うことなしの

快適なこの施設にご満悦だった(笑)

 

そんなばあちゃんの居場所を

もう契約解除とすることは…

誰よりも母が悲しかったに違いない。。

 

点滴しか身体に入ってない

今のばあちゃんが…


たったひとり…

母だけがまたあの部屋に帰れると

願って信じていたはずなんだ。。

 

誤嚥のために、

口からは飲食が全くできない…

点滴がないともう

生きていけないばあちゃんは

 

もう2度と病院から…

出られないんだ…。。

 

私でさえ胸が苦しくなるほどつらい。

 

 

 

片付けのために母が来てるという

施設のばあちゃんの部屋は…

日当たりがとても良くて、

明るかった。

 

雑然とした荷物たち。

予想以上に物があふれてた。

「これでも、ダンボール3つは持って帰ったのよ」と母。

 

他愛もない雑談をすることが

唯一、母の気持ちを慰められるものだったと思う。

 

 

突然、母が言う。

 

「お父さんにはほんとに良くしてもらったのよ。

 母のことでほんとに良くしてもらった。

 お父さんと結婚して

   ほんとに良かったと思ってるのよ」

と涙を流して…。。

 

父は厳しくて、喧嘩ばっかりしてた私だけど、

ものすごく人情に厚い人だ。

わけあって自分の母親には

会えないままの別れとなったこともあって…

ばあちゃんにはほんとに優しい。。。

 

そして、

70歳にもなって

あらためて伴侶に感謝をし、

褒めることができる母を

とても好きだと思えた。

 

 

 

それから

ばあちゃんが持ってたコーヒーカップを

もらって帰った。

 

 

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ばあちゃん…

年越そう…。。。