一生治らない
一生注射が必要
一生注射が必要一生、一生、一生
頭の中でグルグルグルグル
病院での私は、まるで抜け殻でした。
ここにいるのに、ここにはいない！
そんな状態
そこは産婦人科。
出産を待つ人や、出産して喜び合う家族がたくさん
息子と一緒の時は耐えられても、
1人になるとグルグルグルグル
気が狂いそう
カーテン越しに聞こえてくる楽しげな会話に涙
なんで？なんで？なんで？お願い助けて！
神様にも、天国の父や母にも、星や花、目に見えるもの全てにお願いしたけど、
私の膵臓は動きませんでした！
周りはみんな幸せで、自分だけが取り残されたような気持ちになってました。
きっと中には病気を抱え出産した方や、いろんな方がいたと思います。
ただその時の私は、周りを完全に遮断してました。
退院して親友や兄弟に話しをすることで、少しずつ落ち着いてきました
でもやっぱり、前を向こうと思わせてくれたのは息子の存在でした
小さな小さな身体で、生きるということだけに真っ直ぐな赤ちゃんの息子を見ていると
とにかくやれるだけやろうっ
と思いました。
と思いました。病気になってよかったとは絶対に思えない
受け入れる事はできないけど、受け止めようと思います
やらなきゃいけないことはやろうと
それでも後ろ向きになる事はありますが、それはしゃーない。後ろを向けるのも人間だから
最終的に前を向けばいいの
そんな気持ちでやってます
3年経って悲しいとか苦しい気持ちはなくなりました。
ただただ今では「本当に面倒な身体だなぁ
」と思ってます
」と思ってます知らず知らずに図太く
逞しくなったきなこです
逞しくなったきなこです