シロートなのにガメイ会に行ってしまった話 | 石とネコさんでどんぶり飯3杯

石とネコさんでどんぶり飯3杯

天然石アクセサリーのお店“きなたろう”の作家です。
(現在お店は iichi → Creema に移行しております)
ネコさんが大好きであります。
本業は隠れ獣医(最前線は退きました)。
石のこと、ネコさんのこと、関係ないこと、色々書いちゃうー。

先日、豪徳寺にあるワインステーションさんの「ガメイを飲む会」というものに参加させていただきました。普段から引きこもりで方向音痴な私、豪徳寺なんて遠いところまで行けるのか?と一瞬悩んだのですが、やはりガメイと聞いて行かないわけにはいかない!それは酒を愛し酒に愛されたじっちゃんが遺言で「ガ、ガメイだけは... ...逃してはならん バタッ」と死ぬ間際に言い残したわけではなく、単に前に参加したブラインドテイスティング講座でほとんど全てを間違いまくった中でガメイだけは当てられたので勝手に贔屓にしている品種だからです。ガメイを愛し、ガメイに愛された女!

 

よし!イザ豪徳寺。今回は酔って転倒して青い血が全身から噴き出しても大丈夫なようにブルーのワンピースで。

*豆知識:カニやエビなどの甲殻類の血は青い。私は大学病院で研修獣医師をしていた頃、師匠に「おまえ、スベスベマンジュウガニに似てるな」って言われたことがあります。え

 

小田急線にはほとんど乗ったことがないのですが、無事に新宿乗り換えをこなし、豪徳寺へ。途中で「東北沢駅」というトーホグ人にはほっこりする名前の駅を通りました。トーホグ沢!トーホグ沢!って喜んでいたらhigashi-kitazawaでした。ちーん

 

たどり着けるのかと心配していたワインステーションさんは豪徳寺駅の目の前でした。恐る恐る入ると知らない人ばかり。うわーん。・゚・(ノД`)・゚・。

3名グループ、2名グループなど、知り合い同士で来ている人が多い中、一人で参戦するなんて私は... ...orz 端っこで暗く飲んでよイジイジ...orz と思っているところに以前ワイン会でご一緒したあいさんが登場!もうね、ビカーッって美しい後光さしてた。女神様ーーーー!!!そして今回は来れないと言っていたまさ兄さんもーーー!! もう怖いもんなし。オラオラ、ガメイ、かかってきな!突然強気になる私(ガラが悪い)。

 

本日のラインナップ

 

1)ルーシー・マルゴー・ガメイ2019

 

 

おおおお!

皆口々に言うんですよ。

あぁ、これ、ナチュールっぽいね、うんうん、ナチュールだ。

へ?なにそれ?ポカーンの私はワインエキスパートでワイン検定講師もされているまさ兄様に聞く。

ナチュールっぽいってなんですか?

「ずばりパーマ液」

なんじゃそりゃー。めっちゃわかりやすい(笑)

ちなみに私の心の中の感想は「梅キャンディ(小梅ちゃんみたいな)」でした。

あいさんは駄菓子っぽいなーって言ってました。うん、小梅ちゃんも駄菓子ですよね。同感!

 

2)ジャン・クロード・ラパリュ・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー2022

 

 

おお。ぴりっと微発泡。1本めより濃いい!そして私の感じた第一の香りはまさに「牧場」!(第一の香りはフルーツから選べとスクールで習いましたが礼儀正しく丸無視させていただきました。)

獣医さんは大学で牧場実習っていうのがあります。ツナギを着て近くにコンビニもない牧場に1週間詰め込まれて労働するっていうやつです。目の前に広がる緑の草原、牛たちが牧草をはみはみ、そこらじゅうに転がるうん○の匂い... ...25年前の情景がありありと浮かんできました。その頃まささんはまたパーマ液... ...とつぶやいておられました。

 

3)アニータ&アンドレ・クネル シェナ キュヴェ・プティ・コー2014

 

 

シロートは初めて見ました。どどーんとでっかいマグナムボトル!!かっちょいい。

これはヨーグルトというか乳酸菌の感じですね~と皆様がおっしゃっておりました。私もそう思った!(←シロートは周りと同じ香りがとれると途端に嬉しくなります)イチゴのジョアだなと思ったよー!!ジョア飲みたいね。うん、ジョア。ジョアって今売ってるんですかねー?とハイテンションで喜ぶ私(ガメイ飲みに来たんだろ、オマエ...)

 

4)フルーリー・ラ・ド・クロ・ド・メ2015

 

 

そろそろメモがテキトーになってくる後半へ。

一言「ほんのり牧場」と記されておりました。私はまた一人25年前の学生時代へタイムスリップ。牧場実習楽しかったなー

 

この頃店内ではチェイサーと称してシャンパーニュを飲む人が続出しておりました(おかしくないですか?これ普通?)。私も飲みたい。でも酒弱勢だし、この前みたいに記憶なくしたくないし、今日はガメイを5杯飲んで潔く帰るんだと心に決めての参加。シャンパーニュは飲まぬ!絶対に飲まぬ... ...!と強い心でガメイだけを飲んでいたのに、店内にいた素敵紳士が「あちらの美しい方にシャンパーニュを1杯... ...」ではなく、身を切る自虐トークをしていた私に面白いなーあのアホの子に1杯あげて!的な感じでシャンパーニュいただいてしまいました。

 

 

ご馳走様でしたーーーー!このご恩はいつかお返しいたします!(ワイステに通えばまた会えますかね?)

 

5)ギィ・ブルトン・モルゴン・ヴィエイユ・ヴィーニュ2020

本日のリストにあった最後のワインです。

 

 

(1)、(2)は野生酵母で発酵って書いてあったのですが、こちら(5)は天然酵母で発酵という記載。野生酵母と天然酵母の違いとは?シロートの疑問は絶えない。またまたまさ兄さんに説明してもらいました(普通の酵母は買ってきてじょーっと入れる、野生酵母はそのブドウにもともと付いている野生の酵母でその中で生き残ったやつが発酵に関与するから味が安定しない、天然酵母は野生酵母と同じような意味という感じだったかと思うんですが違いました?)

 

さてここらで腹ごしらえ。

 

 

バターチキンカリー!!う、うんまいっ!!一瞬でなくなった。あと15杯くらい食べたい!!マキさん、ごちそうさまでしたー!!

 

リストに載っていたワインはここまでですが、まだ少し続きます。

 

6)

 

「綺麗な人のもこみちワイン」と言うナゾのメモ。

もこ... ...みち?

まさかのオリーブオイル入りか?イケメン専用ワイン?

ではなく、隣の席のキレイな人が「持ち込み」してくれたワインでした。

駅長は「うーん、口の中が疲れないワインだね」とおっしゃっておりました。

 

7)

 

泡が飲みたいという私に駅長が開けてくださったコ。美味しかったですー(人が入っている写真しかなくて、加工が犯罪者みたいになってしまったのをお許しください)

 

8)

 

そしてこちら!サンソーとは!?サンソー飲みたい!飲んでみたい!の初サンソー。

なのにどんな味だったか全然覚えてないんです... ...orz くぅぅ痛恨!

 

でも遠い記憶で「これはガメイでもない。ピノでもない。サンソー!!」ってまささんが言ってたの覚えてます。

 

9)

 

最後は「リースリング!!すっきー!!」という一言だけのメモになっていました。

 

5杯のガメイだけを飲んで帰るつもりが写真見たら9杯飲んでるのどういうこと?!いや、本当に楽しくなるとダメですね、私。その後、まささんやあいさんに駅まで送られ無事に帰宅。今回は記憶はしっかりある(だから全然いいことになっています)。

 

しかしガメイ飲みながらほんのり牧場とかOK牧場とか言ってたので(後者は脳内で)、ウォークインクローゼットの一番上の棚に収納している25年前の牧場実習の写真を見たくなったんですよ。で、パイプ椅子に登ってその棚の上にあるアルバムに手をかけようとしたら、パイプ椅子ごとひっくり返りまして、尾てい骨を強打。全身から噴き出したスベスベマンジュウガニの青い血の色でワンピースは真っ青に染まっていたのでありました(その時に思い出した。え?これってデジャヴ? なんかワイステでもコケて尾てい骨打ったような。本日2回目~)。酔いが覚めるまでは大して痛くなかったのに、酔いが覚めたらオケツが痛いこと痛いこと。これ絶対にオケツ4つくらいに割れてない?蒙古斑死ぬほど拡大してない?って思いながらロキソニンを飲んで就寝いたしました。またしても酒に飲まれた17歳の夏。