『 自死の明日 』~夫を亡くして、どう生きていったらいいのか探している自死遺族のブログ

『 自死の明日 』~夫を亡くして、どう生きていったらいいのか探している自死遺族のブログ

2016年6月に夫が自死。
私たちは高校の同級生でした。
深い悲しみと自責の思いは消えることはありません。
いまは何とか生きてるだけの日々です。
混沌としたいろいろな思いの中から少しずつ書くことで
どう生きていくのか探して行ければと思います。

夫がいなくなってから、本当にどう生きたらいいのかわかりません。
それでも生きるためには、悲しさや自責の思いは抑えて生活せざるを得ません。
なので、ここでは気持ちを強く出したいと思っています。
いままでのことを忘れないように綴りながら、いつの日か明日へ向けるようになれば、本当に生きていけると思うのです。
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こんなものにアイロンをかける日が来るなんて…


袖付きエプロンが不足してるので、他の外来ではDrだけが使うことになった。
うーん…うちの部署は袖付きでなかったら濃厚接触になってしまうと学会では言われてるし…


そこで、いよいよの時に備えてポリ袋を半分に切って簡易のアームカバーを作ってみた。
慎重にアイロンで綴じてみると、あれ?意外と使えそう
これなら気兼ねなく毎回破棄できる。
直接介助でなければ袖なしのエプロンと併せて使えるかも。
今度提案してみよう。


先週は、クリアファイルでフェースシールドを作った。
通常使っているゴーグルはハーフフェースタイプだったが、長いものが必要だからだ。


現在3種類使っている手袋のうち、タイ製とマレーシア製の手袋は納期遅延なのであまり使うなと言われ、もうひとつのものを優先して使うように言われた。
箱を見ると中国製…ここは不足なく入ってくるのか。
でもいちばん薄くて破れやすいので本当に一時的なときしか使えない。


今のところサージカルマスクは一日一枚まで使っていいと言われているが、手指消毒のアルコールは納入が厳しいので、それもなくなったら石鹸で手洗いをしっかりするしかありませんと言われている。


今週は手術用の手袋も納期未定とアナウンスされ、インドネシア製の手術用滅菌ガウンも納期未定になった。


家で使うマスクも自分と息子たちの分を作成。
ミシンの調子が悪いから手縫いで作ってたら、すっかり肩が凝ってしまった。


学会からの提言も更新され、対応も随時変わってくる。
現状の対策を書き出していたら、気づくと夜中12時を過ぎていた。


外来では、患者さんが触れた場所やドア、椅子、荷物を置くカゴ、ロッカーなど、すべてひとり終わる毎に次亜塩素酸で清拭する。


あと何?
ひたひたと、何かが迫ってきている。
あっち向いてもこっち向いても、あれがないこれがない…
気が滅入る。
でも、
とても疲れる毎日だけど、やれることはやらなきゃ。





お久しぶりです。
ご無沙汰しています。
この半年、何をしていたか書けるときが来たら書こうと思っていましたが、それどころではなくなりました。
勤務先の病院はcovid19対応ではないけど、対策はたいへんです。

内視鏡室という、エアロゾル発生の危険な場所にいるので、感染しない感染させないための対策を毎日毎日考えています。
問診しても、無症状の感染者がいることを思うと、全ての方を感染者とみなして対応しないといけません。
オエッとか、ゲホッとか、このゲホは何?大丈夫?と、不安もありながら仕事しています。

本来、よほどの緊急でなければ中止や延期をするべきなのですが、この状況がこの先も続くことを思うと、できる限りの対策をして検査せざるを得ません。


医療崩壊。
嫌な表現です。
最前線ではなくとも、全ての医療の現場は試行錯誤しながら必死で対応していると思います。
院内感染したい訳じゃない、お断りしたい訳じゃない、それぞれの精一杯のところだと思うのです。あとは行政に調整してもらうしかないのではと思います。


いつまで続くの?
全世界がそう思っている。
でもやれることはやる。
それしかない。


感染しないためには…
単純です。
人と会わなければウイルスは移りません。
『医療従事者を守るためにも』と最近呼び掛けられていますが、それはとても違和感があります。
守られたいと考えたことはないし、患者さんを守りたい、良くなるように少しでも手助けしたい、できればそもそもの感染をして欲しくない、それだけです。


仕事で外に出ることがとても申し訳なく感じるのですが、どうかみんな外出制限を頑張って欲しいなと願っています。
ウイルスは動かない、人が動かすのです。
そんなことをアイロンしながら考えていました。
長々とすみません。



みんな、頑張ってる。
あともうちょっと。