クライアントの評価は、
常に厳しい。


料理が口に合わなければ、

周りの目も気にせず、
大声で喚き散らすは、
平気でスプーンを投げたり、
皿をひっくり返す始末滝汗



何が厄介かって、

味が好みでないのか…
大きさが合っていないのか…
ご機嫌が悪いだけなのか…

どこがいけなかったのか

彼は、全く教えてくれないのだ!




私は、いつも悩み続けているもやもや


クライアントが求めるものと、
料理人として作りたいものの、
バランスというのは非常に難しい。


やっぱり料理人としては、
一応は栄養バランスも考えてるつもりやし、
ちょっとくらい彩りよくつくりたいやんシラー




そんな私を、さらに悩ます事態が起こった。

それはクライアントの
お腹ゆるゆる事件雷



1週間以上も続く下痢は初めてだったので、
さすがに心配だった。


やはり、食べ物にも気を使う。


ひたすら人参・りんごのリピート…にんじりんご


嗚呼、もっと美味しそうな料理を
作りたいのになぁ笑い泣き



しかし、私の気持ちとは裏腹に
彼は以前よりも、
よく食べるようになっていたキラキラ


次第にお腹の調子も良くなっていった。


メニューも、ようやく
今まで好きそうだった食材を使えるように。



彼の口から直接聞いた訳ではないが、
どうやら納豆が好きらしい。
生後8ヶ月で納豆が好きっていうのも
私としてはかなり驚きなんだけど……


そして、ついに今日………








こんな嬉しそうに食べる姿、
初めて見たよ〜〜〜〜笑い泣きラブラブラブラブラブラブ



久しぶりの納豆うどん、
相当美味しかったんだね!!!!





彼は口数こそ少ないものの、
(あー、とか、うー、とか、バブバブとか)

アメとムチを巧みに使い分け、
料理人の心をくすぶる技に
長けた男だと思う。



クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー


私は、世界でたったひとり
彼の専属の料理人という
使命を仰せつかったナイフとフォーク




彼からの報酬は、
とびっきりの笑顔ウシシ星



それだけで、
私は頑張れる。



料理人の試行錯誤の日々は、
まだまだ始まったばかり。