先日、

漢方茶ブレンダーをしている友人を通して

中医学に触れる機会がありました学校


「中医学」とは、

中国を中心とする東アジアで行われてきた

伝統医学のことです。


身体の不調が、感情と結びついており

臓器に影響を及ぼしていたり、


食事や漢方を上手に取り入れて

体質を改善していけるという

大変興味深いお話でしたお茶


中でも特に私が心に残ったのは


中庸(ちゅうよう)

という考え方です。


もともとは、孔子が説いた儒教の言葉

だそうです。


意味としては、

極端に偏らずに中立でいること

です。


例えば、体質的に

身体がほてりやすい人炎

冷えやすい人雪の結晶がいるとします。


前者は、体内で熱が過剰に作られているか

熱を冷ます要素が欠けている状態、


後者は、体を温める原動力が不足した状態、

と考えられます。


両者とも、どちらかに偏っている

状態ですよね。


それを、バランスよく中立に整えていく

という考え方ですキラキラ


まさに

過ぎたるは、なお及ばざるが如し

です。(上差しこれも孔子の言葉でした


そして、この時に

もう一つ頭によぎった言葉がありました。


「大胆かつ繊細に」


これは、そば打ちを始めた頃に

大将から教えていただいた言葉ですお願い


はじめ聞いたときは、

なんと矛盾した言葉だろう不安あせるあせる

大胆にはてなマーク繊細に!?

いったいどっちなんだーーーゲッソリ


と思いました(汗)





しかし、あれから約7年ほど経ちまして…


蕎麦を打つ時に

自分なりに大切にしようと思っている

穏やかでいること

が、まさに中庸だということに

気付きましたひらめき電球ひらめき電球ひらめき電球


「大胆かつ繊細に」

という言葉も、矛盾する言葉のように

思えましたが、 


今考えてみると

両方ともの視点を持ちつつ、

気持ちとしては中立で穏やかな状態

がベストな精神状態である合格


という意味ではないかと

思えるようになりましたにっこり花



中庸という考え方は、

そば打ちに限らず

生きていく上でとても大切なことだと

感じます。


優しさ厳しさ


2つの相反する要素の中立でいること。

とても難しいことではありますが、

心掛けていきたいです。


そして、

陰も陽もどちらも欠かせない要素である

ということ。


辛いことがあるから、

幸せな時間がより一層幸せに感じられるし

中立にもなれるということ。


まだまだそば打ちとともに、

人生修行の旅は続きます……流れ星